個人差はありますが、生後6ヵ月にもなると、赤ちゃんに歯が生え始めます。下2本だった歯が上下8本になり、3〜4歳頃には奥歯も生えて乳歯が20本生えそろいます。
親御さんは、お子さんの乳歯の生え方に合わせたケアをしてあげることが大切です。

成長に合わせて、お子さんの歯のケアを

離乳食を始めたら、食後に麦茶や水を飲ませて、口の中を綺麗にする習慣をつけましょう。
歯が生え始めたら、濡らしたガーゼで歯の汚れをふき取ってあげましょう。この頃から、お子さんの口の中を開けて見たり、練習用の歯ブラシを持たせるなどして、少しずつ歯磨きに慣らしていきましょう。歯磨きしているところをお子さんに見せて、興味を持たせることも大切です。

子供はまだ歯磨きが上手にできませんから、親御さんがしっかり仕上げ磨きをしてあげましょう。小さい子の場合、噛んだりしてすぐ歯ブラシが駄目になってしまいます。そういうときは、子供用と仕上げ磨き用を分けて、2本の歯ブラシを準備すると良いでしょう。

奥歯の状態がよく見えるように、お子さんを仰向けにして磨くのが磨きやすいですが、嫌がる場合は抱っこして磨いたり、または椅子に座らせて後ろに立ち、上から覗き込むように磨く方法もあります。

歯ブラシはペンを持つように持ち、力を入れすぎないように小刻みに動かして磨きます。力を入れすぎてお子さんが痛い思いをすると、歯磨きを嫌がる原因になりますから、注意しましょう。少しずつ慣らして、毎日磨く習慣をつけることが大切です。

虫歯対策

おやつにも、虫歯になりやすいものと、そうでないものがあります。
虫歯になりやすいのはガム、チョコレート、あめ、クッキー、スナック菓子、キャラメルなどです。糖分が口に残る時間が長いほど、虫歯になりやすくなります。

甘い飲み物も虫歯の原因になりますので、注意が必要です。例えば乳酸飲料、果汁入りジュース、ココアなどの甘い飲み物を飲んだら、歯磨きをしましょう。

虫歯になりにくいおやつは、チーズやヨーグルトなどの糖分が含まれていないもの、果物やおやつ昆布などのしっかり噛む必要があるものです。いっぱい噛むと唾液が出て、虫歯になりにくくなります。

アイスクリームや寒天ゼリーなどは、口の中に糖分が長く残らないので虫歯にはなりにくいおやつですが、食後には麦茶や水を飲ませて口の中を綺麗にしてあげましょう。

フッ素とキシリトール

乳歯は歯の表面のエナメル質が弱く、虫歯になりやすいといいます。このエナメル質を強化するために有効なのがフッ素とキシリトールです。お子さんが1歳を過ぎたら、これらが入った歯磨き粉を使ってあげましょう。

フッ素には歯を強くする、歯の再石灰化を促進するなどの効果があります。虫歯予防のために、歯科医院でフッ素添布してもらうこともできます。年に3〜4回定期的に添布を行うとより効果的です。地域によって差がありますが、1回1000円前後の費用がかかることが多いようです。
定期的に歯科検診を受けて、虫歯予防に努めましょう。

【参考】
『強い体と脳を育てる離乳食』五代純子編、レタスクラブムック、2006年

赤ちゃんの歯磨きのお世話|ベビータウン
http://www.babytown.jp/scene/eisei/know/002/index.html

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