授乳中の注意 〜 カルシウムと鉄分の不足に気を付けよう

出産後のお母さんは、妊娠・出産で消耗した体を回復させつつ、赤ちゃんのために母乳を与えなければなりません。

母体と赤ちゃんのためにバランスのとれた食事を心がけるのは当然のことですが、ここでは特に授乳中に注意すべきことについてご紹介します。

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カルシウムと鉄分の不足に注意

授乳中は、カルシウムと鉄分が特に不足しがちになります。
もともと現代日本人はカルシウムが不足していると言われています。その上、授乳中は母乳を出すことでカルシウムがどんどん失われてしまうのです。

カルシウムの摂取が足りないと、骨粗鬆症になって骨が弱くなったり、イライラして精神的に不安定になったりします。乳製品や小魚、大豆製品など、意識して食事からカルシウムを摂りましょう。カルシウムの吸収率を高めるためには、適度な運動や日光を浴びることも必要です。赤ちゃんと一緒に散歩すると良いでしょう。

鉄分も妊娠・出産・授乳を通して母体から大量に失われています。特に妊娠中に貧血と診断されていた方は注意が必要です。日々意識して、鉄分を多く含む食事を摂ることが大切です。鉄分は海藻や小魚、レバーなどに豊富に含まれています。食後にビタミンCの入った果物を摂ると、鉄分の吸収率が高まります。意識してメニューを考えましょう。

母乳と食物アレルギーとの関係

母乳と食物アレルギーとの関係については、以前『赤ちゃんと子供の食物アレルギー 〜 アレルゲンの特定が治療の第一歩』、『食物アレルギーによるアナフィラキシーに備えよう』でも取り上げましたので、興味のある方は参考にして下さい。

母乳だけしか飲んでいない赤ちゃんの湿疹がひどく、食物アレルギーを疑う場合は、母親の食事内容をチェックすることになります。食物日誌をつけて、赤ちゃんがどんな食べ物にアレルギー反応を起こしているか、一つずつ確認していきましょう。

授乳中の禁止事項

タバコやアルコールは、赤ちゃんのためにやめましょう。アルコールは次の授乳までに3時間ほど時間をあけたり、搾乳したりすれば大丈夫だとする意見もありますが、うまくいかなければ赤ちゃんが急性アルコール中毒になってしまいます。授乳中は飲酒を控えるのが無難です。

お茶やコーヒーにはカフェインが含まれていますので、飲んではいけないのではないかと心配されているお母さんもいらっしゃいます。しかし、一日に2〜3杯程度なら問題ありません。赤ちゃんがお昼寝中の時など、ゆっくりリラックスタイムを楽しみましょう。

お母さんが体調を崩して薬の服用をする必要がある場合、授乳中であることを必ず医師に伝えましょう。授乳中でも服用可能な薬を処方してもらえます。
ただし、免疫抑制剤や抗生物質、母乳を通して赤ちゃんに影響を与えてしまうような強い薬を服用する場合は、一時的に授乳をやめることになります。

その間は搾乳して、赤ちゃんにミルクを与えることになりますが、食物アレルギーが心配される赤ちゃんの場合は少量与えて、ミルクにアレルギー反応を示さないか確認しましょう。アレルギー反応が出る場合は医師と相談して、その赤ちゃんに適したアレルゲン除去ミルクを与えることになります。

【参考文献】
※『ミルキーママの自分でできるおっぱいケア』山川不二子著、メディカ出版、2011年(改訂3版)
※『桶谷式 母乳で育てる本』桶谷式乳房管理法研鑽会(編集)、主婦の友社、平成14年
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