乳幼児の誤飲事故が後を絶ちません。2014年、日本中毒情報センターに相談があった3万3117件のうち、78%が5歳までの乳幼児だそうです。誤飲とともに気を付けたい「誤嚥」についても併せて紹介します。

誤飲と誤嚥

「誤飲」とは、たばこや電池など、食べ物を以外を飲み込んでしまうことです。ボタン電池や降圧剤など、子供が間違って飲み込んでしまうと大変危険です。

「誤嚥」は、食事中に誤って気管に食べ物や異物が入ってしまうことをいいます。0〜1歳など小さい子は吐き出す力が弱いために気管に入ってしまい、肺炎の原因になったりします。

幼児が誤嚥しやすい食べ物は、弾力のある餅やこんにゃく、水分が少ないゆで卵やふかしイモ、ナッツ類やせんべいなどです。また、お茶やジュースにむせて誤嚥してしまうこともあります。

誤嚥防止には、寝ながら食べたり歩きながら食べたりしないことです。泣きながら食べても誤飲しやすくなるので気を付けましょう。「早く食べて!」と急がせるとむせやすくなるので、食事はゆとりを持って食べるようにしましょう。

誤嚥でむせて息ができなくなったり、呼吸音にヒューヒューという音が混じるようになったらすぐに病院へ連れて行く必要があります。

子供が誤飲してしまうものは?

日本中毒情報センターに寄せられる相談内容では、薬、たばこ、電池などを子供が飲み込んでしまう事故が起きています。近年相談が増えているのは、1回分を固形化したパック型洗剤や、貼り付けるタイプのトイレ用洗剤・芳香剤、紙おむつや玩具の吸水ポリマーを口に入れてしまうなどの誤飲事故です。

ビーズやコイン、おもちゃの部品など、乳幼児がいかにも口に入れてしまいそうな物には気を配っていても、キッチンなどで誤飲事故が起きてしまうことがあります。洗剤や殺虫剤などは高い位置に収納するか、子供が開けられないように扉にストッパーをつけるなどの対策が必要です。

「こんなものが?」と意外だったのが、商品を密封、汚れ防止などの目的で覆う透明フィルム(シュリンク包装)です。買ってきた箱入りの商品などをキッチンの床に置いておいたら、はいはいしてきた赤ちゃんが商品の透明フィルムを破ってはがし、口に入れて窒息しかける事故が起きています。

直径39㎜、奥行き51㎜以下の物は何でも誤飲の危険性があります。しかし、それより大きくても、幼児が破ったりかじったりできる素材の物はすべて危険だと肝に銘じましょう。

もしものときは、「日本中毒情報センター」に相談しよう

日本中毒情報センターでは、誤飲した場合の電話相談を受け付け、状況に応じて対処法をアドバイスしています。対象になるのは洗剤、化粧品、殺虫剤、塗料、玩具、文具などの家庭用品による事故、中毒と、動植物などの自然毒の中毒、医薬品の誤飲などです。

家庭用品は新しい成分や機能を持った新商品が次々と発売されます。センターが集めた事故情報は130万件以上あり、消費者やメーカー、行政への注意喚起を行っています。電話相談を受けると職員がデータベースで情報を検索し、回答します。そうして受けた誤飲事故の情報はどんどんデータベースに集約されていきます。

問い合わせる際は、「いつ、誰が、何を体に入れたか」を伝えましょう。子供の年齢や体重も聞かれます。誤飲した製品が分かっていたら、その容器を持ってきて正確な製品名を伝えましょう。そうすれば、注意するべき症状や、経過観察するべき目安時間などを教えてもらえます。
センターに相談した人のうち76%が医療機関を受診せずに様子を見ていたことからも、緊急性の低い救急車の出動回数を抑える効果があります。誤飲のときに医療機関を受診するか判断に迷ったら、まず「日本中毒情報センター」に電話しましょう。

  1. 「つくば中毒110番」 ℡029-852-9999(午前9時〜午後9時)
  2. 「大阪中毒110番」  ℡072-727-2499(24時間対応)
【参考文献】
肺炎の原因にもなる誤嚥!その原因と予防法について
公益財団法人 日本中毒情報センター
※熊本日日新聞総合版2014年9月5日「誤飲・誤えんについて学ぼう!」
※熊本日日新聞総合版2016年11月4日「日本中毒情報センター 相談窓口利用を」
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