2013年度、小学生の不登校は2万4175人、中学生の不登校は9万5442人でした。また、高校を中退する生徒は年間5万人以上です。

子供が不登校になったとき保護者はどう対応するべきか、身近な問題として考えていきましょう。

不登校とは?

不登校とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童・生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況」にあることをいいます。

不登校の理由は友人間のトラブル、無気力、家庭問題、学業不振、非行、発達障害、うつ病などが挙げられます。不登校の理由の中でも最も多いのは無気力と言われており、社会問題になっている「いじめ」による不登校の数は実際は少なく、全体の2%程度だと言われています。

どう対応すべきか?

不登校の理由は生徒によって全く異なります。そのため、個別にその生徒に合った対応が必要になります。

友人間のトラブルが問題なら、まずその問題を解決し、生徒のストレスを取り除くことから始める必要があります。学校の担任やスクールカウンセラーに相談し、その生徒の気持ちをしっかり受け止めてあげましょう。急に復学するのが難しそうなら、特別教室や保健室登校から徐々に慣らしていきましょう。

無気力が原因の場合、親が「頑張れ」と言っても逆効果です。無理やり登校させようとしてもなかなかうまくいくものではありません。まず、本人の疲れた心を回復させるのが一番です。家庭環境を整え、家族で楽しい時間を持ちましょう。自己肯定感が育ち、心が回復すれば、きっと外に目が向くようになります。

親は不登校の子供を心配してガミガミ言いたくなるかもしれませんが、それは本人を追い詰めることにもなります。難しいかもしれませんが、現状を受け止め、親も気分転換してストレスを溜めないように気を付けましょう。親子で孤立するのが一番問題です。

不登校で長期間家に居ると、昼夜が逆転したり、生活リズムが崩れがちになります。そうなると元の生活に戻るのに時間がかかりますので、なるべく生活にメリハリをつけ、生活リズムを崩さないよう心がけましょう。
いじめやうつ病が疑われる場合は、無理に登校させない方が良いでしょう。

いずれの場合も、長期間家に閉じこもらないことが大切です。学校の先生やカウンセラー、その他の相談機関と協力し、そのお子さんと社会との関わりを絶たないようにしましょう。積極的に相談して家庭の外に味方を増やすと、親も子も孤立せずに済みます。また、親は買物や映画に子供を連れ出すなど、外出の機会を定期的に作りましょう。

自分のペースで学ぼう

ずっと不登校でいると、勉強が遅れてしまうのではないかと心配になるでしょう。しかし、不登校になった生徒は大きなストレスを抱え、無気力になっていることが多いです。まずはそのストレスを取り除くこと、疲れた心を回復させることから始めましょう。

その上で、その子が自分のペースで学べる勉強方法や場所を整えていきましょう。現在は、通信教育や家庭教師、学習塾やフリースクール、インターネット授業など、不登校の子供を支える学習環境やツールが充実しています。子供が小学生くらいなら、親が自宅で教えることもできます。

焦らず、子供が安心できる環境を整えていきましょう。心が回復すれば、「学びたい」「進学したい」という意欲が出てくるかもしれません。そのときのために、通える範囲のフリースクールや通信制高校など、調べておくのも良いかもしれません。

学習の手段はたくさんあります。学びたくなったら、その子に合った学習方法は何か、親子で探してみましょう。

【参考文献】
不登校サポートナビ
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