「ちょう結び」ができない。お箸を正しく持てない。雑巾を上手に絞れない……。

近年、手先が不器用な子供が増えていると言われます。

なぜ、そうなったのでしょうか?その原因と、教え方のコツをまとめました。

最近の子供が苦手なことは?

昨年、全国の国公立幼稚園・こども園の13施設の保護者と教員に向けて生活実態を調査するアンケートが行われました(全国国公立幼稚園・こども園長会調べ)。それによると、3〜5歳の園児でひもを結べない子が77.7%、布巾を上手に絞れない子が44.9%、箸を正しく持って使えない子が39.3%(いずれも保護者回答)となっています。

ただし、箸を正しく持って使えない子は、教員回答では66.7%と高くなっており、保護者と教員とで認識に大きな差があることが分かります。子供本人や保護者は上手に箸を使っていると思っていても、実際に正しく使っている子は少ないということが分かります。

その他、起床後の洗顔が上手くできずに服を濡らしてしまう子や、ファスナーの開閉に苦労する子、タオルや自分の洋服を綺麗にたためない子が増えているようです。
小学生になると料理も少しずつ覚えてきたいところですが、生卵が上手に割れなかったり、りんごの皮がむけなかったり子は昔に比べて確実に増えています。

生活環境の変化

生活環境の変化から、マッチやライターを使わなくなったり、缶切りを使わない家庭が増えました。IHヒーターの普及で、家の中で火を見ない生活が当たり前の家庭も少なくありません。子供がマッチやライターを使えなくても、親がやらせたことがないのだから当然です。

しかし、「ちょう結び」や「布巾しぼり」はどうでしょうか?普段の生活で、靴紐を結んだり、エプロンや服の紐を結んだりするでしょう。テーブルを拭くために布巾を絞ったり、床を拭くために雑巾を絞ることもあるでしょう。

生活の中で、子供に教える機会はいくらでもあるはずです。にもかかわらず、アンケートでは「教え方が分からない」という保護者の回答が全体の14.2%に上りました。「子供が取り組まない」、「習い事で時間がない」との回答もそれぞれ10%前後、「家庭で行う必要がない」との回答もあったそうです。

生活から学ばせよう

アンケートでは、家庭で手先を使う遊びを意識して行っていない保護者が62.2%にも上っています。折り紙やシール貼り、お箸で豆を運んで遊ぶゲームなど、何でもいいのでやらせてみましょう。子供が小さいうちに手先を器用に使えるようになることは、今後の発達の上でも大切なことです。

それにしても、「ちょう結び」や「布巾しぼり」は日常でよく使う動作なのに、なぜ子供に教えられないのでしょうか。それは、保護者が何でも先にやってしまって、子供が学ぶ機会を奪い取っているからです。親が何でもやってしまうと、子供はいつまでもできないままです。機会があったら、できるだけ子供に教える時間を取りましょう。

家事を何でも子供にやらせることが上達のコツです。おにぎりを握る機会があったら子供と一緒に握り、生卵を割る料理を作るときは、失敗しても良いので子供にやらせます。お米のとぎ方、りんごのむき方、野菜の切り方を教え、無理のない範囲で一緒に料理をするようにすれば、子供は自然と覚えていきます。危ないからとやらせないままでは、大人になってもできるようにはなりません。

なかなか覚えられないときは、ちょっとした工夫も必要です。例えばちょう結びの練習のために、ダンボールに左右色違いの紐を幾つも通して連続して結べるようにします。左右の紐の色が違うと、手順が説明しやすくなります。また、この方法だと保護者がやっているのを見ながら子供も結べるので分かりやすいです。

毎日の生活の中で、工夫しながら楽しく学ぶ時間を作りましょう。

【参考文献】
※熊本日日新聞総合版平成28年4月3日「ひも結び、箸 苦手 3〜5歳児の全国生活調査」
楽しみながらマスターできる「ちょう結び」の始め方
いまさら聞けない、正しい雑巾のしぼり方
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