コンタクトレンズ眼障害の急増

1991年に使い捨てコンタクトレンズが発売されてから、コンタクトレンズ装用者は急増し、コンタクトレンズ装用人口は全国で1500万〜1800万人とも言われています。国民の10人に1人がコンタクトレンズを使っていると推測されます。

中学生、高校生がコンタクトレンズを使うとも多くなりましたが、現在、コンタクトレンズによる眼障害の増加が問題になっています。コンタクトレンズ眼障害にならないために、注意すべきことはどんなことでしょうか?

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コンタクトレンズの種類

コンタクトレンズにはハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの2種類があり、現在、コンタクトレンズを使用する人の7割がソフトコンタクトレンズを選択しています。使用期間は種類によって異なり、ハードコンタクトレンズは一般的に2〜3年間使用、従来型のソフトコンタクトレンズは1〜2年間使用できます。

その他、ソフトコンタクトレンズには様々なタイプがあり、使用期間やレンズのケアの方法も異なっています。1日使い捨てタイプは、目に入れたレンズをその日のうちに外して再使用しない。1週間使い捨てタイプは最長1週間を限度に連続装用で使用し、一度外したレンズは再使用しない。2週間頻回交換タイプは、最長2週間を限度に毎日出し入れ使用するが、再使用しない。定期交換タイプは毎日出し入れ使用するが、一定期間(4週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヵ月)使用したレンズは再使用しない、などです。

コンタクトレンズ眼障害

コンタクトレンズ眼障害は現在、コンタクトレンズ装用者の7〜10%に発生していると言われ、問題になっています。コンタクトレンズの不適切な使用方法や、レンズの洗浄が不十分であることなどが原因です。

角膜は空気中の酸素を取り入れて呼吸していますが、コンタクトレンズをはめると角膜の表面が覆われるために酸素不足になります。酸素不足の角膜は傷つきやすく、感染症を起こしやすい状態です。その上、それぞれのコンタクトレンズの使用期間を守らずに再使用したり、使用期限を超えて使用したりするとますます眼の障害を起こしやすくなります。

症状は目の充血、異物感、痛みが多く、アレルギー性結膜炎も多くなっています。
また、コンタクトレンズで目が痛いと訴える人に多く見られるのが緑膿菌による感染性角膜炎です。合併症を起こして角膜潰瘍になると視力障害や不正乱視が残り、角膜移植が必要になることもあります。

トラブルを避けるために

まず第一に、コンタクトレンズの使用期限をきっちり守り、再使用しないことです。
ハードコンタクトレンズの場合、目に異物感があると本人はすぐに気付いて外すので、障害が起こっても重症化しにくい傾向があります。一方、薄くて装用感の良いソフトコンタクトレンズの場合、障害が起こっていることに気づきにくく、異物感や痛みを感じたときにはすでに症状が悪化しているケースが多く見られます。

特に「1週間連続装用使い捨て」タイプと「2週間交換」タイプのソフトコンタクトレンズは眼障害の発症率が高くなっていますので注意が必要です。使用する際は。きっちり使用期限を守り、レンズのケアをしっかり行いましょう。レンズケースの洗浄と乾燥も重要です。

年々、子供のコンタクトレンズ利用率も増え、平成18年度で中学生の5.9%、高校生では25.2%がコンタクトレンズ装用者となっています。コンタクトレンズを日々使うことに慣れ、使用方法が厳密に守られなくなることが問題です。

コンタクトレンズは適正な管理が必要な高度管理医療機器です。きちんと眼科医の説明を受けて処方を受け、特に目に異常を感じなくても定期検査を受けるように心がけましょう。

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