熊本地震から考える 〜 実際に必要だった防災グッズとは?

熊本で震度7の地震が立て続けに起こり、その後も余震活動が活発に続いています。

健康な大人でも辛い避難生活、まして赤ちゃんや幼い子供連れでの避難生活は困難を極めます。

被災から一週間、被災者の1人として防災グッズの中身を考えます。

必要だった防災グッズ 〜 地震当日

今回、震度7の地震は1回目、2回目とも夜中に起きました。これまでの地震は「本震→余震」型が多かったため、1回目の地震の後、避難所から自宅に戻った人も多かったのです。「1回目ほど大きい地震は来ないだろう」。ほとんどの人がそう思っていました。

それでも、危機感を募らせた多くの人はスーパーなどで水やパン、日用品などの避難用物資をかき集めました。1回目の地震の後、スーパーから水やパンがなくなったのを覚えています。私も念のため、防災リュックの中身を再確認し、食料や子供の着替えなどを追加して、すぐ逃げられるように玄関にまとめて置いておきました。

以下、2回目の本震当日に持っていて良かったものをまとめます。

  1. 懐中電灯
  2. 毛布
  3. 非常食

その他、携帯電話や貴重品です。
地震直後、停電して部屋の中は何も見えません。そんな中、家具が倒れ、割れたガラスやお皿が散乱しているのです。無闇に歩いたら怪我をしてしまいます。部屋の中を確認し、速やかに避難するためにも懐中電灯は大切でした。

そして2番目に持っていて良かったと思ったのは毛布です。4月の夜はまだ冷えます。ジャンパーだけでは凍えて「寒い寒い」という子供に毛布を被せてあげられたのは幸いでした。すぐに近くの学校に避難しましたが、体育館が倒壊の恐れがあるということで屋内に入ることができませんでした。

夜が明けるまで運動場で過ごした人も多くいました。地震直後は避難所に物資が足らず、寒い中毛布もなく、車の中や外で一夜を明かし、体調を崩す方も多かったと思われます。

長期の避難生活で役立つもの

最も切実に必要だと感じたのは「水」です。
今回の地震で、場所によっては1週間以上断水が続きました。やっと水道から水が出るようになっても濁っていて飲み水としては使えなかったり、大変でした。熊本は水が豊富な土地です。滅多に水不足にもならない土地ですから、今回ほど「飲み水」の大切さを痛感したことはないでしょう。

次に食料です。
短期間ならお菓子だけでもしのげますが、避難生活が長期になると、まともな食事がなければ体調を崩してしまいます。今回の熊本地震では交通機関が麻痺し、高速道路や新幹線、飛行機などが軒並みストップしました。何日も物資が届かず、届いても全く足らず、困窮した避難所が多くあります。避難する際、レトルト食品や缶詰、長期保存できる非常食を準備できていた人は幸いです。

特に、赤ちゃんや幼児がいるご家族は、支援物資が届かない中苦労された方が多かったと思われます。防災リュックの中にミルクやオムツ(女性の方は生理用品)、離乳食として食べられる非常食、アレルギー対応の非常食など、最低3日分は用意しておくべきだと思いました。アレルギーなどの持病を持つお子さんの場合、お薬も必須です。

少ない水で生活する工夫

今回は、比較的家屋に被害が少なかった被災地では、断水した自宅に戻って生活を続ける方も多くいました。水が不足する中、あって便利だった物をいくつかご紹介します。

  1. レジ袋
  2. ペットボトル
  3. ラップ
  4. ウェットティッシュ

レジ袋はどんな用途にも使えて本当に便利でした。水が出ない中、食器を洗うことができないため、お皿にラップを敷いて使いました。500mlのペットボトルの空がたくさんあったので、コップ代わりに飲み水を入れて使いました。

一度断水が復旧しても試験的に流しただけで止まることがありました。出るときに濁り水でも良いのでお風呂に貯めておけば、ちょっとした掃除やトイレを流す際に使えるので、ライフラインが復旧して安定するまでは貯めておくべきでしょう。

参考文献

※今回は、被災した経験をもとに、実際に熊本地震で必要だったものについて書きました(個人の見解です)。防災グッズの中身は、人によって必要なものが異なります。防災グッズの基本的な内容につきましては、下記をご参照ください。

「NHKそなえる防災」自分で作る非常持ち出し袋「防災グッズリスト」

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