日本の名作絵本 10選

日本には、名作と呼ばれる昔話、童話、民話がたくさんあります。これらは、日本人に愛され、日本人の思想を形成する大きな役割を果たしてきた素晴らしい話ばかりです。
是非、お子さんの読み聞かせの絵本の中に取り入れていきましょう。

かにむかし(木下順二 文、清水崑 絵)

かにむかし

有名な日本民話「さるかに合戦」のお話です。「さるかに合戦」はいろんな出版社から様々な絵本が出ていますが、こちらの絵本は方言が素晴らしいです。読み慣れるのに少し時間がかかるかもしれませんが、慣れるとその言葉の響きが物語の魅力を倍増させます。音読している方も、言葉のリズムに引き込まれ、調子づいて楽しくなるほどです。
読み聞かせにおすすめの名作です。こちらは小さいサイズですが、読み聞かせにおすすめの大型絵本もあります。

さんまいのおふだ(松谷みよ子・遠藤てるよ)

さんまいのおふだ

「松谷みよ子むかしむかし」シリーズの一冊です。
是非音読して、言葉の響きを楽しんで下さい。長い間伝承されてきた物語だけあって、方言や言葉のリズムが耳に心地よく、読んでいて日本語の魅力を感じます。
『さんまいのおふだ』は日本の広い地域に語り継がれてきた伝承物語のため、地域によって話の細部が微妙に食い違います。たくさんの出版社から本が出されていますので、読み比べて話の違いを楽しむのも良いでしょう。
スリリングな展開が子供たちを引きつけて離さない、魅力あふれる昔話です。

かぐやひめ いっすんぼうし(講談社のおはなし絵本館7)

かぐやひめ いっすんぼうし

この本に収録されている「かぐやひめ」は、竹取物語を幼児向けに分かりやすく編集したものです。伊勢英子さんが描く幻想的で美しいかぐや姫が、長い髪と十二単のきらびやかな姿で読者を魅了します。
太田大八さんが描く「いっすんぼうし」の絵も味わい深く、迫力があります。特に鬼の姿はリアルで恐ろしく、それに立ち向かういっすんぼうしの勇気に感心してしまいます。
どちらの物語も、日本人に生まれたからには是非知っていてほしい昔話です。

うらしまたろう(松谷みよ子 文、いわさきちひろ 絵)

うらしまたろう

「うらしまたろう」の物語は、古くは「万葉集」、そして「日本書紀」「風土記」「御伽草子」などに登場し、昔話や伝説として日本各地に語り伝えられてきました。様々な形の浦島太郎が言い伝えられているのは、それだけ多くの日本人に長年愛され、広範囲に伝承された結果です。
日本人に生まれたからには是非知っておいてほしい昔話の一つとしてご紹介します。こちらの絵本は、いわさきちひろさんの華やかで儚げな絵がおすすめです。

かさじぞう(瀬田貞二 再話、赤羽末吉 絵)

かさじぞう

日本人になじみ深い昔話の絵本です。
おじいさんとおばあさんのつましい暮らしぶり、貧しい中でも何かを与えようとする二人の優しさに心打たれます。
瀬田貞二さんの語り口が柔らかく、物語にふさわしい穏やかな文体です。赤羽末吉さんの絵も味わい深く、何度でも読みたくなる名作です。
「かさじぞう」は多くの出版社からたくさんの絵本が出ているので、読み比べてみると楽しいかもしれません。

やまなしもぎ(平野 直 再話、太田大八 画)

やまなしもぎ

桃太郎や浦島太郎に比べたら有名ではありませんが、ぞくぞくするような怖さと魅力がある昔話です。
三人兄弟の1人目、2人目が化け物に食べられてしまうのですが、3人目がその化け物を見事に倒すという、昔話によくあるパターンの物語です。繰り返しのストーリーの中に謎解きのような面白さも散りばめられています。
怖いけれど先を読まずにはいられない。そんな物語です。

ももたろう(松居 直 文、赤羽 末吉 画)

ももたろう

桃太郎は、多くの日本人に定着している昔話です。日本人なら知っておきたい基本の昔話
なので、是非お子さんに読み聞かせしてあげましょう。
こちらの絵本は赤羽末吉さんの描く桃太郎が男らしく凛々しいです。松居直さんの語り口も方言が生き生きとしていて、昔話の魅力を大きくしています。
たくさんの桃太郎の話が出版されているので、好みの一冊を見つけて下さい。

てぶくろをかいに(新美南吉 文、黒井健 絵)

手ぶくろを買いに

1913年生まれの新美南吉は若くして夭逝します。この『てぶくろをかいに』は南吉が二十歳の時に書いたものです。名作として教科書にも使われています。
日本語が美しく、読むと情景が鮮やかに浮かびます。キツネと人間の、それぞれの母親の愛の形が、優しく、温かく描かれています。
最後にかあさんぎつねが呟く、「ほんとうに にんげんは、いいものかしら」という言葉が、読者に対する問いかけのように響きます。

ききみみずきん(木下順二 文、初山滋 絵)

ききみみずきん

有名な日本の民話絵本です。
こちらの絵本は初山滋さんの絵が美しく幻想的で、皆さんが知っている「ききみみずきん」とはまた違った雰囲気の絵本かもしれません。
小鳥や木々の声が聞こえる不思議なずきんは、主人公が善良だからこそ与えられた品なのかもしれません。
伝承により話の内容が随分違っているので、読み比べてみても楽しいかもしれません。
謎解きの要素も含めて、魅力的な民話です。

だいくとおにろく(松居直 再話、赤羽末吉 画)

だいくとおにろく

東北などに伝わる民話の絵本です。
鬼の不気味な怖さ、遠くから聞こえてくる歌の謎など、読み手の想像力をかき立てます。大工と鬼六の知恵比べ的な要素も加わり、ドキドキするような話の展開が魅力です。
言霊の信仰、鬼の描かれ方など、独特な民話として読んでもらいたい名作です。
物語の細かい背景は分からなくても、子供たちに強い印象を残し、想像力をかき立ててくれる絵本だと思います。

編集後記

いかがでしたか?
皆さんがよくご存じのお話もたくさん入っていたと思います。
昔話や民話に使われている方言は、是非、そのまま音読して言葉の響きを楽しんで下さい。物語が方言によってより生き生きとしたものになるのが分かるでしょう。
中にはちょっと怖いお話もありますが、子供の頃しか体験できない怖さもあります。是非、読み聞かせの絵本の1冊に取り入れて下さい。

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