毎日メールチェックをすると何十通もの営業メールが届いています。以前利用したことがある通販サイトのキャンペーン広告。口座をもっている銀行のNISAの案内。お世話になった旅行会社の広告。
調べ物をしたサイトのメルマガなど数えるとキリがありません。

普通、きちんとしたサイトの場合、「メルマガやキャンペーン通知のメールを受けるどうか」の打診があります。その時に、断っておけばメールは来ません。もし、一旦は了承したが断りたい場合にはそのメールの終わりの方に配信停止通知方法が記載されています。大抵は、ごく簡単に停止手続きできます。

ところが中には、配信停止画面に新たに個人情報を記載させるようになっている場合があります。この場合には配信停止手続きを中止して迷惑メールに分類してしまいます。何もメール配信を中止するのに個人情報を教える必要はありません。

メールやメルマガの配信を了承していないのにメールが届けばそれは迷惑メールです。聞いたこともない人や団体からメールが来ればそれは迷惑メールの中でも危険なワンクリック詐欺の場合が多いのです。

調べ物をしたり、ネットサーフィンをしたりしている内に迷惑メールの標的になっていることがあります。
全く知らない相手からどうしてメールが来るのでしょうか?
相手はどのようにしてあなたのアドレスを知ったのでしょうか?

考えられる可能性は下記の3つです。

  • アドレス作成ツールで機械的にアドレスを作って送っている。
  • SNSへの書き込み、他人のブログへのコメントなどでメールアドレスが公開されている場 合、アドレス収集業者が集めて販売している。
  • 悪質な懸賞サイトなどへ個人情報を書き込んでしまって、その業者が迷惑メール発信者へアドレスを売っている場合。

例えば、競馬のブログにコメントを書き込むと競馬系の迷惑メールがどっさり届くようになったりします。株取引、FX、出会い系などのブログに書き込むとその関係の業者にアドレスを盗まれることがあります。「お得な情報があります。今このサイトを開かなければ大損しますよ。」と言う具合です。

美容関係、アイドル系、エステ系など、たとえ見ず知らずの人からのメールで迷惑メールとわかってもいても開いてしまう人が少なくないのです。人のブログにコメントするほど、そのことに興味がある人を狙っているのです。「今なら無料でサービスを受けられます。締めきり間近!」などと言うメールです。

カードローンやビジネスローンなどのブログにコメントを残せば、「資金援助します。」などとくるのです。「支援します。○○千万円受け取ってください。」などです。

無料占いサイトも「今なら無料であなたの今年の恋愛運を見ます。」という具合です。

よくある迷惑メール

(1)アイドルや有名歌手の名前で「協力してほしい。相談にのってほしい。」などといってくるメール

結局はお金を貨してほしい。貨してくれたら会ってもいいと言われます。

(2)有名な僧侶の名前で「相談にのります。」というメール

男性名や女性名で「大丈夫?心配です。」などと知り合いのように振る舞うメール。会社経営者と名乗って「あなたのために○○円用意しています。」時には○○億円の時もあります。女性名や男性名で「メアド変えました!!登録しておいてね!」というのもあります。

最近は迷惑メールも劇場型になっていて、最初にAと言う人物からメールがあって「○○円用立てます。」 その次にAの妻から「どうして返事しないの?心配しているのに」ときます。

何人も何人も、知合いだ友達だとメールがきて「お金を借りなさい。支援を受けなさい。」といってきます。これすべて悪質出会い系サイトのワンクリック詐欺です。

3)質が悪いのは、地震速報、自治会の連絡、放射線通報など何事か?と開いて確認したくなるメールです。これらもすべて悪質出会い系サイトです。

「お金をあげる」「無料で○○できる」ということをダシにして出会い系サイトに誘導しようとするものです。出会い系サイトといっても現実の出会い系サイトではなく、いわゆるワンクリック詐欺のサイトです。URLのアドレスをクリックした途端に登録料請求画面になります。そして、あとはしつこく請求メールが届く今ではお馴染みの手法です。

一度登録料請求画面をあけてしまうとパソコンを立ち上げる度にその画面がでてきます。
請求メールには、「裁判にする」「訴える」「住所はわかっている」などと今にも家に来そうな文面が書かれています。最初は、「こんなもの相手にしなければいい」思って無視をしていても、なんとなく不安感にかられ、しつこさに負けてお金を振り込んでしまう人があとをたちません。

彼らはシニアが、「出会い系サイトに関わったこと」を人に知られたくない気持ちにつけこんで来ます。詐欺はいつでも相手の小さな負い目につけこんで来るのです。

(4)特に気をつけなければいけない迷惑メールが銀行からの通知メールです。

銀行から、「お客様の個人情報が○○の事情で凍結されます。いますぐ情報を更新してください。」というメールが来て、指定のURLを開くとその銀行のホームページにそっくりなサイトに入ります。そして、個人情報とともにIDやパスワードを入力させるものです。

IDやパスワードを入力してしまったら、インターネットバンキングでお金を盗まれてしまいます。銀行がメールや電話でIDやパスワードを聞いてくることは絶対にありません。

  • ネットバンキングを利用するときにも銀行のホームページを開いたら間違いなく銀行のものか、ログイン画面以外のページも見て確認しましょう。
  • インターネットバンキングを利用する時には、その銀行が推奨しているウイルス対策ソフトをダウンロードしましょう。
  • 銀行によっては真性サイトかどうか確認する方法をのせているところもあります。

迷惑メールがとどいたら、どうすればいい?

では、迷惑メールがとどいたら、どうすればいいのでしょうか?

絶対に開かない

迷惑メールを発信する時に開封確認オプションをつけて発信するので、どのアドレスが開封されたのかわかるのです。そのアドレスの人はそのメールに興味をもっていることがわかってしまいます。あとは集中的に、興味をそそる内容を送ってくるのです。

配信停止手続きをしない

あまりにもしつこいのに嫌気がさして配信停止手続きをしたくなりますが、これこそ、相手の思うツボです。相手にアドレスを教えてしまうことになります。

迷惑マークをつける

迷惑マークをつけて着信と同時に迷惑メールに分類されるようにしておくと一括で削除できるので気がらくです。

迷惑メールを届かなくするには?

メールアドレスを変える

迷惑メールは相手に何らかの精神的プレッシャーを与えるために膨大な数のメールを送って来ることがあります。こまめに削除して迷惑メールをためこまないことが大切です。
どうしても我慢ができない時には面倒でもアドレスを変えましょう。

webフィルタリングを導入する

パソコンの場合には市販フィルタリングソフト・プロバイダによるフィルタリングサービス・会員サービスによるフィルタリングサービスを利用します。

気をつけたいのは、「迷惑メール対策をしてあげます。」と言う迷惑メールです。頼んでもいないのに、向こうからくるのは迷惑メールです。

携帯電話やスマートフォンの場合は、各携帯電話会社のサービスを利用して受け取りたくないメールの着信を防ぎます。

最後に

インターネットを利用していると迷惑メールを完全にシャットアウトすることは不可能です。迷惑メールを知り合いからのメールと勘違いして開いてしまうことだってあります。

要は、理不尽なお金は払わないと言う心構えが必要なのです。
特にアダルトサイトや出会い系関連はシニアの世間体を気にする心理につけこんで来ます。また、リタイヤ後のシニアは多かれ少なかれ経済的な窮屈さを感じています。投資などのお金に関することはきちんとした金融機関を利用する、一度は金融機関の窓口まで出向いて話を聞くなど念入りに確認をしましょう。

迷惑メールはシニアの心理的なウイークポイントをついてくるのです。知らない人からのメールは削除することを鉄則にしておきましょう。

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