ゴミ屋敷と孤独死とセルフ・ネグレクト

高齢者に対しての孤独死とゴミ屋敷問題を深く見ていくと、共通点として存在しているのが「セルフ・ネグレクト」です。

このセルフ・ネグレクトというのは、自分自身に関心がなく、それにともなって生活に必要な家事や、人とのつながりなども絶ってしまうことを意味します。日本語にすると「自己放任」となります。

生活全てがどうでも良くなってしまうので、「自分のことは放っておいて欲しい、自分で何しようが、どうなろうが関係ない」と考えてしまいがちです。このような状態になってしまうと、周囲の人も嫌な感情を持ってしまい、関わりをを持とうとしなくなってしまいます。

その状況が、セルフ・ネグレクトになっている高齢者さらに追い込む形になってしまい「(関係を取り戻そうと思っても)もう遅い、もうどうでも良い」と悪循環を繰り返してしまいます。

このような状態が長く続いた結果、自分はいなくても良いとすら思うようになり、助けも呼べなくなり孤独死に陥ってしまうこともあるのです。

少し見方を変えていくと、これは人生を放棄した状態とも言え、「自殺」とまでは言いませんが、「緩やかな死を自分で選んだ」と考えることすらできる状態です。

セルフ・ネグレクトの状態にあると、部屋は荒れ果てて汚くなり、ゴミ屋敷のような状態になってしまっていることもあります。
これはある意味で当たり前のことかもしれません。生きていくと、モノは自然と増えるからです。しかし、自然と無くなりません。ゴミを捨てなければ、溜まっていく一方で、その結果、モノに埋もれながら暮らしていくことになってしまうのです。

このような状態になってしまっている人は、外部からの支援が必要であるのもかかわらず、高齢者自身が断っていて、頑なに受け入れないことも珍しくありません。

高齢者の生活支援サービスだけでなく、「孤独」や「セルフ・ネグレクト」を地域で支える社会的ネットワークも必要でしょう。
社会的問題になりつつある、孤独死、セルフ・ネグレクト、そしてごみ問題…。

生きている限り、人は必ず老いて高齢者になります。子供や孫が何人もいるような大家族でもなければ、最後は独りで生きていかなければならない状況になる可能性は、誰にれもあります。

もはやこれらを自分のことと思い、真剣に考えていくことが、高齢化社会の日本では大切なことでしょう。

地域づくりも大切ですし、自分で自分にできることとして考えると、「いま出来るうちに片付ける」「死を迎える前に自分で身綺麗にしておく」などといった『片付け』を真剣に考えることも重要でしょう。

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