心を穏やかに保つ呼吸法

定年退職などでリタイアしてしまうと、自分が何のために生きているのかとか、自分はもう社会に必要ではないのではないかなどという思いにとらわれてしまいます。リタイア直後にうつ傾向になる人は非常に多いのです。
こんな時こそ、趣味やボランティアに打ち込めばいいようなものですが、せっかく暇になったのに、暇だということに罪悪感や劣等感を感じてしまいます。

働いているときに、仕事最優先で来た人は仕事をしていない自分を認めることができないのです。自分を認める習慣が身に付けば余計な罪悪感や劣等感から解放されます。

自分を認める習慣を作るための一番の近道は、他人を認めることです。

テレビに出てくる人々を認める訓練をしましょう。今まで、お笑い番組を軽ろんじていた人は、芸人さんの笑いのテクニックをじっくり見てみましょう。芸能レポーターの仕事を甘く見ていた人は、いったいどうやって情報をつかんでいるのか考えてみましょう。

「なかなか、誰にでもできるもんじゃあないなあ」と気が付いたころには、自分に少しやさしくなっているはずです。

新聞やテレビを見ていちいち人をけなしたくなる人は、一見、自己肯定感が高いように見えますが、本当は自己肯定感が低い場合が多いのです。まずは、他人の長所や頑張った点を評価する習慣をつけると気分が安定します。

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また、年齢を重ねると「人間が丸くなる。」「物事に達観できる」「執着心がなくなる」などとよく言われます。

確かに、そういう人は大勢います。
でも、中にはそう見えるだけの人やいつもイライラしている人も大勢いるのです。年齢を重ねたといっても、人間生きているうちは煩悩が絶えないものです。特に、壮年期を忙しく過ごしてきた人ほど、暇を持て余してよからぬ思いに取りつかれてしまいます。

「人生こんなはずじゃなかった」「あの時、ああすればよかった。こうすればよかった。」などと不本意だったことがよみがえって面白くない思いをしている人は珍しくはないのです。誰にでもある悔しい思い出、それを乗り越えたから今があるとわかっているのに、なぜかよみがえってきて悔しさが蒸し返されます。

日中にやってしまった小さな失敗がいつまでも引っかかったり、若い人に言われた腹の立つ一言が忘れられなかったりして眠れない日もあります。

一方で、もし、ガンになったらどうしよう、とか認知症になったらどうしようなどと将来への不安感が頭をもたげます。いろいろな思いが混然一体となって、なんとなく面白くないうっとうしい日が続く時期があります。

夜ベッドに横になった時にも同じように思いが駆け巡る日々があります。日中から、引っかかっていることなどがよみがえってなかなか眠れない日々があります。こういう時は、朝の気分もすぐれません。穏やかな気分で眠りにつき。気分よく目覚めたいものです。

こういう時には簡単な呼吸法で気分が楽になります。
ベッドに入ってからの物思いが止まらないようなら、腹式呼吸がおすすめです。仰向けに寝て両手はおへその下で組みます。両足は、方の広さに広げます。

まずは両肩にぐっと力を込めてから脱力します。おなかも同じように、ぐっと力を込めてから脱力します。脚も同じようにします。

全身の力が抜けたところで、鼻から息をゆっくりと、もう吸えないというところまで吸い込みます。息を吸うときには、おなかを膨らませます。おなかに手を置いているので確認できます。

息を吸い終わったら、口からゆっくりと息を吐きます。息を吐くときにはおなかを凹ませます。息を吐くときに、おなかのなかの嫌なものも同時に吐き出す気持ちで吐きましょう。

これを5回程度繰り返します。
最初は、腹式呼吸になっていなくても続けているうちに腹式呼吸になっていきます。

びっくりした時、恐ろしい時には呼吸が早くなります。逆に、気分が落ち着いているときには呼吸はゆっくりしています。深く、ゆっくりした呼吸をすることで落ち着いた気分を取り戻しましょう。

自分で意識してゆっくり深い呼吸をして、体から落ち着いた状況を作るのです。腹式呼吸は、ベッドの中でも、トイレの中でも、電車の中でもできます。簡単で効果的な、心身強化法です。

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