簡単そうで難しいこと

世の中には色々な価値観や考えを持った人がいて、そういった人が集まって社会を形成しています。なので、「もし交通事故を起こしたら、こうするべき」という万能な答えは無いのですが、意外と簡単なことが円満解決へと発展する要因だったりします。しかもそれは、とても簡単ですが難しくもあります。

もし、家族や友人がケガで入院したらどうしますか?おそらく、病院が許せば好きな食べ物や本を持参し、「大丈夫?無理しないで休むんだよ」といったことを話すと思います。では、交通事故で初めて接点ができ、さらにケガをしてしまった相手に対してはどうでしょうか?

どうしていいか分からなくなりませんか?

お互いに責任がある事故でも、相手がケガをしてしまい、初対面だと想像以上に緊張するものです。起こしたくて事故を起こしたわけではありませんから。「もしかして、とても怒っているのではないか?」、「こういった場合は保険会社に任せるべきだろう」と考えてしまう人が意外と多いのです。なので、「お加減いかがですか?」「誠に勝手ながら、治療費等々については保険会社を通して対応させていただきたいと思います」という当たり前の気遣いが出来ないことがあるのです。

円満解決と難航

ケガでなくてもいいです。何かの病気で体が思うように動かなくなった経験はありませんか?とても辛いです。日頃は「病院に入院して仕事休みたいなあ」と思っているのに「早く退院したい!」と考え直したことが私はあります。自己管理していても病気になることはあるのですから、自分を含め誰かを責めるという気にはなりません。しかし、これが交通事故によるケガだった場合は事情が異なります。

例えば、追突事故で事故相手が首の痛みと腕の痺れをうったえているとします。病院に付き添ったところ「顔も見たくないよ!」と言われてしましました。全てのケースがそうだと言えませんが、ここが円満解決と交渉難航の分かれ道になるのです。

温厚な方でも、事故直後は気持ちが高ぶっており感情的な発言をしてしまうことがあります。なので、もしかしたら一晩ぐっすり眠ると怒りも和らいぐかも知れません。人によっては感情的になってしまったことを後悔しているかも知れません。そこへ「その後いかがですか?」と電話が入ると事故相手の心証も変わるでしょう。

しかし、「相手は怒ったままだ」と断定してしまうと、本当にそうなってしまいます。このまま保険会社の事故担当者が事故相手へ対応すると「金で済むと思っているのか!加害者に誠意は無いのか?」といった指摘を受けることがあります。確かにその通りです。ここで加害者からお見舞いの電話を入れても全く効果がなかったり、逆効果だったりします。怒りが一度再燃するとと中々冷めにくく、何度もぶり返してしまうものです。

中には誠意=現金という方もいるでしょうし、さっさと保険会社と話を進めたいという方もいるでしょうが、当たり前の気遣いが重要だということを頭の片隅に置いておいてください。

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<ライター:森村仁

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