林明子さんの代表作品『こんとあき』をご紹介します。

林明子さんの絵は細かい描写がリアルで、それでいて優しいほんわかした雰囲気が素敵です。特に女の子に人気の作家さんでしょう。

この絵本に登場する「こん」はキツネのぬいぐるみです。おばあちゃんが生まれてくる赤ちゃん(名前は「あき」)のために作ってくれました。

物語の中では当たり前のように喋って話すぬいぐるみ「こん」。「あき」と一緒に「さきゅうまち」のおばあちゃんのところへ会いに行くことになりました。しかし、トラブル続きで大変なことの連続です。

読んでいてドキドキハラハラしてしまいます。

喋るぬいぐるみ「こん」のキャラクターが面白くて素敵で、印象に残る絵本です。読み聞かせするなら4歳くらいから楽しめます。

※『こんとあき』林明子・作、福音館書店、1989年

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