実は...。今だから話せる恥ずかしい勘違い

Chiled

子供の頃、「なんで?」、「どうしてなの?」と大人を質問責めにしたことはありませんか? でも、すべての疑問に大人が答えてくれたわけではありません。中には思いこみのまま大人になってしまったことだってあるでしょう。

そんなわけで、今回は私の経験を例に、「恥ずかしいけど、今なら言えるかな」という勘違いを紹介したいと思います。

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台風一過の影響で晴天

毎年、夏の風物詩といえば台風ですね。ここ10年は梅雨明け前から日本にも接近することが多くなりましたが、昔は、こう、子供心に「ああ、もう秋がやってくるのか」と、ちょっと寂しくなったものです。しかし、台風がやってきて蒸し暑くなったり、大雨を降らせて強風を吹かせることは理解できても、まだ小学生低学年だった私が理解できなかったのが「たいふういっかのえいきょうで、せいてんがあいつぎました」という、ニュースのフレーズです。

説明不要ながら、正しくは「台風一過の影響で、晴天が相次ぎました」ですね。ところが、幼児には「一過」という言葉が難しく、「台風一家の影響で、閉店が相次ぎました」に脳内変換してしまったのです。私は納得しました。台風が家族で襲来し、お店を苦しめ、結果、閉店したお店が続出したのだと。恐るべし台風一家。

活発な梅雨前線

お天気つながりで、毎年の風物詩といえば梅雨ですね。小学校で「梅雨」を「つゆ」、「ばいう」と読むことを習ったのはいつだったか失念しましたが、私はそれまで「うめあめ」と読んでいました。

テレビでは気象情報の時間になると、気象予報士が「活発な梅雨前線の影響により、今夜も寝苦しい夜になるでしょう」とコメントしています。私は「活発なバイオ前線の影響により、今夜も寝苦しい夜になるでしょう」と解釈し、「そうか、目に見えない生物が体にまとわりついて寝苦しいのだ!」と、自然の驚異に戦慄したものです。

戦後最大の汚職事件

現在三十代後半以上の方なら記憶にあると思いますが、昔は汚職事件が大々的に報道されました。一つは「ロッキード事件」で、もう一つは「リクルート事件」です。「ロッキード事件」がテレビで報道された頃、私は物心ついたあたりだったと思います。なので、恥ずかしい勘違いをしたとすれば「リクルート事件」だと思います。

具体的な事件の経緯や影響は大人になってから知りましたが、何度もテレビやラジオから「戦後最大の汚職事件」と流れてくるうちに、私の脳内で「戦後最大のお食事券」に自動変換されたのです。

私は「お食事券を受け取ることがそんなに許されないものなのか?」と疑問に思い、父親に質問したことがあります。父曰く「えらい人は絶対受け取っちゃダメなんだ」と答えました。もちろん、「収賄」なんて言葉は知りませんでした。ただただ、「一体、どれだけ豪華な食事なんだろうか?」と想像をふくらませていたことは覚えています。

防風林

私の故郷は目の前が海、振り返れば山という自然に囲まれた土地です。そのため、海から強風が吹き込んでくると、山がざわざわと騒ぎだします。葉と葉が擦れ合う音。枝がきしむ音。

ひどい時化の日のことです。祖父が小学生の私に言いました。「このへんは防風林だから大丈夫だ」。私は膝を叩きました。「暴風林とはよくぞ言ったものだ!どおりでうるさいと思った」と。強風を取り込み、林の中で嵐を巻き起こすとは、森林も生きているのだと感じました。ええ、防風林という単語を知ったのはそれから二年後のことです。

おわりに

今だから笑って話せますが、勘違いだと知ったときは耳の先まで真っ赤になったものです。ともあれ、毎年夏休みシーズンになると、「子供の頃は、限られた知識と世界で一生懸命だったなあ」と、ちょっとノスタルジック気分になります。

そういった勘違いや間違いを繰り返し大人になったのだと。 皆さんも、思い出してみませんか?優しい気持ちになれますよ。

この記事を書いた人

森村 仁
森村 仁 公式HP
Soul Kitchen【活動エリア】北海道
得意分野が作曲編曲、自動車保険、カルトムービーという変わり者。
人生のほとんどを神奈川・東京で過ごしましたが、現在は故郷函館で暮らしております。
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