上手な叱り方 〜 幼児編

怒ったり叱ったりせずにのびのび育てたいと思っていても、叱らずに子育てするのは本当に難しいものです。

今回は、赤ちゃんから就学前のお子さんを対象とした、上手な叱り方についてご紹介します。

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親の期待を押しつけてはいませんか?

○歳までには、○○が一人でできるようになってほしい。他の子はできるのに、うちの子はまだできないなんて大丈夫かしら。……こんなことを考えながら子育てしていませんか?

「子供は、親の期待通りにはならない」。この言葉を肝に銘じましょう。その子にはその子の成長のペースがあって、個性も性格も十人十色です。兄弟姉妹でも異なります。育てやすい子もいれば、自己主張が強く頑固で育てにくい子もいます。

親が子に「こうあって欲しい」という願望を持ち続けていると、思い通りにはならないことの連続で辛くなるばかりです。この子はこういうタイプなんだ。文字には興味を持たないけれど、○○は好きで楽しそうだ。というように、その子がやることに関心を持って見守りましょう。型にはめず、その子らしさを認めてあげましょう。

親のストレスをぶつけてはいけない

朝、忙しくて時間がないとき、心に余裕をなくして子供を叱り飛ばしていませんか。現代は核家族化が進み、周囲に子育てについて相談できる相手がいない母親が増えています。社会から孤立し、悩みを一人で抱え込み、イライラしてそのストレスを子供にぶつけてしまったという経験がある方もおられるでしょう。

親の心に余裕がないと、子供のちょっとした失敗や、できないことを笑って許せなくなってしまいます。もし、ストレスがたまっていてこれでは良くないと感じたら、意識してストレス解消に努めましょう(→『ママの育児ストレス解消のために〜周囲のサポートを上手に得よう〜』参照)。

上手な叱り方とは?

幼児期のけんかは、むしろ自己主張のあらわれとして大切な経験です。親はけんかの後のフォローに努めましょう。危ないときは叱らずに制止します。どうしても叱る必要があるときは簡潔に叱るようにします。3歳くらいまではまだ理屈がよく解らないからです。

その家庭ごとに叱る基準を決めて、ルールをしっかり守ることも大切です。親の気分次第で叱ったり叱らなかったりすると子供が混乱し、情緒不安定になります。親の顔色をうかがうようになったり、逆に親の言うことを聞かないようになる恐れもあります。

不必要に叱られないで育った子は情緒が安定します。ごくたまにしか叱られないと、その言葉がしっかりと子供の心に残り、頻繁に怒られるより、よほど強い効果があります。どうしても我慢できずに強く叱りすぎたと思ったときは、後で「ごめんね」とフォローしましょう。

否定的な言葉を使わないようにしよう

子供が4歳頃になると、セルフイメージというものが形成され始めるそうです。そして、子供のセルフイメージの判断基準は、子供の行動に対する親の反応だといいます。つまり、「お前はダメな子だ」と言われて育った子供は、「自分は駄目な人間なんだ」というセルフイメージを持つようになります。逆に肯定的な評価をされて育った子供は、自分に自信を持って前に進めます。

子供が失敗したときに「いつも失敗ばかりして」とか「ドジな子だ」とか、否定的な言葉をかけないようにしましょう。子供が自分自身にネガティブなイメージを抱いて、自信を失ってしまいます。

親御さんは子供を叱るときはこのことを念頭に置いて、言葉に注意しましょう。

【参考文献】

『元気が出る子育ての本① 0〜3歳 能力を育てる 好奇心を引き出す』汐見稔幸、主婦の友社、平成22年
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