乳歯から永久歯へ 〜 子供の歯の健康を考えよう

0歳から少しずつ生えてくる乳歯は、3歳になると20本生えそろいます。虫歯のない子供は年齢とともに減少し、現在、5歳で約半数の子供に虫歯があると言われています。

5歳は乳歯が永久歯へ生え変わり始める時期ですが、虫歯予防や歯列矯正の面から、生え変わりの時期の子供の歯の健康について考えてみましょう。

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乳歯から永久歯への「交換期」は要注意!

一番虫歯になりやすい歯は、生え始めた歯です。生え始めの歯は表面が軟らかく、弱い状態です。生えて1、2年もすると、強くて頑丈な歯へ変わっていきます。つまり、乳歯から永久歯へ生え変わる「交換期」が最も虫歯になりやすい時期だと肝に銘じましょう。要注意なのは5歳から小学校卒業の頃までです。

小学生になると自分で歯を磨く家庭が多いと思いますが、この時期、保護者による仕上げ磨きは重要です。特に、生え始めの奥歯(第一大臼歯)は他の歯に比べて低く、歯茎から少し出ているような状態で磨きにくいため、これが最も虫歯になりやすい歯です。子供が自分で綺麗に磨くのは難しいので、寝る前の仕上げ磨きは大人がしっかりしてあげましょう。

シーラントで虫歯予防

「シーラント」とは、歯の溝の部分を埋めて、虫歯になりにくくする処置のことです。虫歯になりやすい奥歯の溝を埋めることで、虫歯を予防します。

乳歯の時期に既に虫歯があって、永久歯の虫歯が心配される場合は、歯科医に相談して「シーラント」をしてもらうのもひとつの方法です。シーラントをした後も、油断せずにしっかり歯磨きに努めましょう。

子供の歯列矯正

子供の歯並びが悪くて気になっている方は、小学校入学頃に一度、歯列矯正専門医に相談してみましょう。子供は成長段階にあるので、顎の成長をある程度コントロールでき、良い治療結果が得られやすいといわれます。子供の歯列矯正の時期は、顎の骨が成長する6歳〜14歳までです。

小児矯正はほとんどの場合、顎の骨の成長が終わる15歳前後まで経過観察をする必要があるため、矯正期間が長くなります。成長期に長く矯正器具をつけることは、子供によっては負担に感じることもあります。また、矯正器具をつけていると歯磨きが難しく、基本的に虫歯になりやすくなることにも注意が必要です。念入りに歯のケアを行い、定期的に歯科医院で歯のメンテナンスを受けて虫歯予防に努める必要があります。

まず、専門医の説明をしっかり聞きましょう。お子さんの気持ちを確認し、お子さんが納得た上で矯正器具をつけることが大切です。

矯正器具で見た目が悪くなることを気にするお子さんもいるでしょう。口の中に違和感を感じたり、歯がうずいたりすることもあります。矯正による症状には個人差があるので、あまり負担を感じないお子さんもいれば、矯正を始めたけれど苦痛でやめたくて仕方がなくなるお子さんもいるでしょう。もし途中で歯列矯正を続けられなくなっても、大人になってから本人の意志で歯列矯正に再挑戦することは可能です。

小児矯正の費用は、基本的に健康保険の適用外です。症状や使用する装置などによって金額は上下しますが、基本料は約30〜60万円程度です。その他、相談料や診断料、経過観察などでそれぞれ費用がかかります。矯正は、医療費控除の対象となる場合がありますので、医師に確認してみましょう。

何かと大変な歯列矯正ですが、噛み合せの悪さや、受け口、極度の出っ歯など、やはり矯正して歯並びを整えた方が子供の健康のために良い場合もあります。歯並びが良くなることで歯磨きがしやすくなり、将来的な虫歯予防にも繋がります。

医師と相談して、親子で納得できる選択をしましょう。

【参考サイト/参考文献】
小児矯正(子供の歯列矯正)
※『子育てハッピーアドバイス もっと知りたい小児科の巻②』吉崎達、明橋大二、万年堂出版、2009年
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