新生活、引っ越しをされて新しいお部屋をどう作っていくか心ワクワクされている方も多いのではないでしょうか?
部屋の収納術
あるいは、新年度や新学期で心機一転衣替えをした!なんでいう方もいらっしゃると思います。(余談ですが、占星術の世界では3月下旬辺りが「新年」なんですって。そう思うと、新年度で心が引き締まる感覚は、1月の新年と同じだな、と妙に納得した覚えがあります。)

新たにお部屋の収納を考えられる方も、これからお部屋の収納を工夫したい方も、ここだけ気をつければ心地よいお部屋の完成ですよ♪

おうちの中にあるモノの確認・管理をしよう

さて、おうちの中にあるモノっていったいどれくらいの量があるのでしょうか。
 文房具は?
 衣類は?
 靴は?
 本は?

一度に全部は大変です。「思いついた項目をまずはひとつ」考えて見てください。できれば、
 □ チュニック 5点
 □ ジーンズ 3点
など、紙に書き出してみると良いでしょう。それが面倒な場合は、床を広くして並べてみます。
収納するモノの確認と管理
大変そうですが、一度やってみると、「へぇぇ!服ってこんなにあったんだ!」「この服、今年も昨年も1回も着なかった!」「これはかかとがすり減ってるな…」「この本、特になくても困らないなー」など、いろんな感想が出てきます。

量にも驚くと思いますが、「持ち物に対して、私はこんな風に思ったんだ」という感想も大事な発見です。

ひとつの項目が出来たら、他の項目についてもやってみたくなります。思いついた時に、できる所からでかまいません。でも、「週末の午前中、洗濯が終わった後」など、時間を決めて取りかかると良いでしょう。

少しの量でも、続ければ「持ち物の総点検」が出来ていることに気付きます。この、「持ち物の総点検」というのは、物の量を把握するだけでなく、「私は持ち物に対してこんな感想をもっていたんだ!」と気付くための「心の総点検」でもあるのです。

定位置を決めよう

持ち物の量が把握できたら、仕舞う場所に戻していくのですが、ここで、「定位置が決まっていないモノ」が出てくるかもしれません。定位置が決まっていないとどんなことが起こるかというと、

  • どこにあるかよく探す羽目になる
  • 「元の位置に戻す」ことができないので、置きっぱなしになったり、部屋の中がゴチャゴチャになる原因に

といった、困ったことになりがちです。
細々としたものは、ボックスやバスケットを使って、その中に入れてしまうとばらばらになることなく仕舞えます。その時に、いらないモノは仕舞わないようにしましょう。「いらないモノ」すなわち処分するモノです。

  • 古くなっている
  • 汚れている
  • 1年以上着て(使って)いない

このようなモノは、袋や段ボール箱によけておき、捨てる・売る・譲るなどの方法で処分をします。
収納する定位置を決めよう
入らないモノをよけると、総点検した持ち物の量が3分の2くらいになっていることに気付きます。それを、元の場所に仕舞っていくのですが、この時に

  • 形や向きを揃える
  • 縦型に置くか、ラックを使って2段にして仕舞う

というようにすれば、一目で何がどこにあるか分かる収納ができるので、とてもオススメです。

隙間を上手に利用する

収納場所が多いほど、モノが多く仕舞えます。当たり前の事のようですが、これが重要なポイント。

  • 家具と家具の隙間
  • 物を置いた上の空間

など、いわゆる「デッドスペース」と呼ばれる空間を、上手に使うことで、さらに収納の効率がアップします。

家具と家具の隙間には、隙間用ラックが便利。インテリアショップなどで、隙間対応の細長いラックが売られています。プラスチック製なら、値段もお手頃。隙間のサイズや奥行きを計ってからラックを探しに行きましょう。
隙間に収納
ラックを買うまででもないな…という方は突っ張り棒を使うのはいかがでしょうか。オススメは2本から3本を渡す方法。上にカゴやボックスなどが置けますし、下にS字フックを下げても使いやすいです。

壁にはワイヤーネット+フック、多機能ハンガー、ウォールポケットなどがオススメです。「引っかけるだけ」「入れるだけ」などの機能が壁に付くと、毎日の身支度から書類の整理まで、幅広く使えて便利なことが分かります。
壁掛け収納
モノを置いた上の隙間には、突っ張り棒やラックで、2倍収納できるようにするとよいでしょう。食器棚にはラック、冷蔵庫上には突っ張り棒を2本渡す、など、「ラックと突っ張り棒作戦」は場所を選ばずどこにでも使えます。

また、衣類は縦型に四角く畳んで収納することや、クローゼットのハンガーに掛けるときは服の色や長さで分けて、服の管理が一目でできるようにするなど、しまい方にも工夫することで、相乗効果が得られ、美しく整頓された収納ができます。

お部屋をキレイに保つにもルールがある?

仕舞われる定位置も決まり、きれいに整頓された、おうちのモノたち。でも、そのままずっと使っていると、モノが溢れて困ったことに…?

お部屋をキレイに保つには、いくつかルールを決める必要があります。それはこの3つ。

ルール1.1年間使わなかったモノは捨てる。
ルール2.1日1回はダイニングテーブルに何も置かない状態にする。
ルール3.使ったモノは元あった場所に戻す。

これだけです。
この3つを守るだけで、「モノは増えすぎず、部屋は散らからない」感覚が得られ、急に大掃除をしなくても、「お部屋をキレイにできている!」という達成感が得られます。
部屋の収納の3つのルール
ちなみに、私は、一人暮らしの雑然生活を極めてから、実家に戻ってからというもの「潔癖」になってしまいました。その理由は、

  • 一人暮らし時代、冷蔵庫の中の野菜や総菜を傷めて罪悪感を味わった(特にゴーヤーさんとニラさんに対しては、思い出す度スミマセン…です)
  • 実家に戻って甥っ子の散らかし具合を見て「自分がやらねばだれがやる!」と開眼した
  • 猫や金魚などの生き物と同居することになったので、お皿や水槽が汚れるといたたまれない

など、「そんなことで!?」なのですが、とにかく、床に服やら雑誌やら書類が散らばった一人暮らし時代と打って変わって「水回りはとにかく拭く!(水垢が耐えられない)」「食後の食器はすぐ洗う(溜まるのが耐えられない)」「ゴミは溜まる前に捨てる(左に同じ)」「薄くなった靴下など、もう使えないと思ったものはその場で捨てる」「テーブルの上は猫が乗っても物が落ちないようにする」など、何故か心掛けるようになりました。
片付けるようになった理由
私の例は「ちょっとやり過ぎじゃ…」と思われるかもしれませんが、前に勤めていたところのデスクの上は、付箋だらけ、紙だらけ、ペンが散らばってマグカップがその中に埋もれている…だったので、私にとってはかなり画期的でした。

このように、先に3つのルールを挙げましたが、自分のやりやすい範囲で自分に合ったルールを自然とこなせるようになっていけたら、私のような人間でも、部屋を一応キレイに保つことができる…!?な例でした。

話が逸れましたが、続けて3つのルールをそれぞれ説明していきたいと思います。

ルール1.1年間使わなかったモノは捨てる

1年間使っていないモノ。すなわち、「1年間気付かなかったモノ」でもあります。特に多いのは器や衣類でしょうか。

これらは思い切って、捨てましょう。
「捨てる」とはっきり言ったのは、「もったいない…まだ使えるし」と取っておくと、結局そのままになってしまい、モノの量自体が減らないという結果になりがちだからです。

もちろん、モノを修理し、長く使うことは素晴らしい事です。しかし、その「修理し長く使うモノ」は大抵お気に入りのモノです。1年間も放っておいたモノは、「お気に入り」とは言い難いかもしれません。

特に私たち日本人は古くから「もったいない」を大切にしている所があります。何を隠そう、これを書いている私も「モノ(特に本)が捨てられない」所がいまだにあります。本といえば雑誌から図鑑から小説から、学生時代の教科書やレジュメまで、どうしても捨てられないのです。

もちろん「売ったら」「捨てたら」と言われますが、いざ手放そうとすると、「捨てたくない」と思ってしまいます。よく写真に撮って残す、とか、デジタルで残してペーパーレスが便利、と言われる昨今ですが、ペーパー好きの人間としては、ペーパーレスにはなかなか慣れません。

それでも、引っ越しの際は荷物を最低限に抑えなければならないので、そこで、「捨てる」つもりで処分しました。
処分は捨てるだけじゃありません。

  • 売却
  • オークション
  • 業者に買い取り・回収してもらう
  • 欲しい人に譲る

考えるだけでもこれだけの方法があります。
モノを処分する方法いろいろ
私の場合は売却がなんとなく面倒で、仕事帰りなどになんとなく買ってしまって、これからも本当に読まない本(文庫本サイズで雑学系の物)だけ選んで捨て、それ以外は欲しい友人に譲ったりしました。

売却やオークションの場合は配達手段を考える必要があります。あまり大きいサイズは送料が掛かって高くついてしまう事もあるようです。不要品買い取り・回収業者は信頼できる所に任せられるように、情報をよく集めることが大切です。私は引っ越しの際には、引っ越し会社から紹介をもらった所にいらない家電などを回収してもらいました。

引き取りをお願いする際には、必ず見積もりをお願いして、どれくらい掛かるのか確認をしましょう。できれば、何カ所かで比べてみるのが良いでしょう。電話対応からも、信頼できる業者か見極めることができます。説明は丁寧か。質問に分かりやすく答えてくれるか。応対の仕方は親切か。などに気をつけてみましょう。セールスでの回収には注意です。押し切られて無理な取引きをさせられる場合があります。大切にしてきた物を預ける業者は自分の目で確かめて、信頼できる所にお願いしましょう。

ルール2.1日1回はダイニングテーブルに何も置かない状態にする

夕ご飯の時間。いざ料理を並べようとすると、テーブルの上がごちゃごちゃでため息…。そんなことはありませんか?

とくに、良く使うダイニングテーブルは家族みんなが集う場所ですから、雑誌やお菓子、書類や文房具、小さいお子さんのおもちゃ、テレビのリモコンなどなど、様々なモノが乗りやすい場所でもあります。これを一気に片付けるのは大変です!

一人暮らしのかたの場合は、良く使うテーブル。あるいは職場のデスクで考えても良いでしょう。
そこで、「1日1回はダイニングテーブル(良く使うテーブル)に何も置かない状態にする」ことにしてみませんか?
テーブル上を片付ける
おすすめは朝や、午前中の時間帯。
家族のモノがある場合は、あらかじめ、家族分のボックスやカゴなど入れるだけの収納グッズを用意し、それぞれにポンポン入れられるようにします。ダイニングテーブルの近くの棚などに置いておけば、気がついたときに片付けてもらえるよう、家族にも頼みやすいです。

何も置かれていないダイニングテーブルは、気持ちが良く、それだけで部屋の中がずいぶんと広く感じられます。朝からその状態でスタートすると、とても不思議なのですが、1日が余裕をもって過ごせるようになるのです。

私の過去の実験結果ですが、メモや付箋や書類がごちゃっと乗っている机の上を、朝イチでその日必要なモノ以外、ファイルボックスや引き出しなどに片付けると、頭の中にもゆとり?ができるせいか「あれやってこれやってあとこれ間に合わないー!!」といった混乱がなく、1日段取りよく仕事を片付けることができました。

1日お日様にあてた布団に、夜になって入ると最高に心地よいのと同じで、『片付けができていると、さっぱりした気持ちで楽しく活動できるんだな〜』と思った瞬間でした。

ルール3.使ったモノは元あった場所に戻す。

使ったモノは元に戻しましょう。

よく子どもたちが遊ぶレクリエーション広場などで見かけます。しかしこれ、大人もなかなかできていないことが多いのです!
定位置を決めて収納しないと…
* 使ったペンやハサミを、「また使うからいいや!」と、近くの棚の上にひょいっ。
* 買ったばかりの服を「とりあえず」引き出しに仕舞っておく。
* 袋入りの食材は、料理をする度にストッカーや冷蔵庫の見つけたスペースに入れておくので、「仕舞う場所が違う」。

これでは、元の場所が分かりにくく、結果どこに何があるのか分からなくなって、いつも探している状態になってしまいます。

  1. モノの定位置を決める
  2. 見やすく取り出しやすいように収納する
  3. 使ったあとは元に戻す

の順番で、モノを管理するようにしましょう。

収納家具やグッズを使う

収納グッズを買ったり自作したりして、収納スペースを作るのは楽しい作業です。でも、時間がなかったり、何をどうしたら分からない…という場合は、「最初から収納機能のある家具」を使うと、収納場所が増えて、家の中のモノを仕舞いやすくなります。
収納機能のある家具
例えば、

  • 棚や引き出しの付いたテーブル
  • ベッド下に収納があるベッド

などです。
最初から収納機能の付いている家具は「見えない収納」である事が多く、その中に収まるようにすれば、部屋の中をモノの少ないシンプルな状態に保つことができます。

モノは置かないか、見えなくする!

引っ越し当時は部屋が広く感じられたのに、今はどこか狭く感じる…その原因は「部屋の中にモノが出ているから」です。例えば、洗濯物を取り込んで、リビングに置いて、畳むまでしばらく置いておくと部屋がまとまりのない感じがするのと同じです。モノが出ていることで物質的にも狭くなるのですが、それ以上に空間が遮られることで「視覚的」に狭く感じる場合の方が、印象付けられる強さが大きいようです。
モノがないと部屋が広く感じる
持ち物の総点検をして、自分に必要なモノだけを残し、それをキレイに収納することで、モノが何も出ていない部屋を作ることは可能ですが、とても大変です。しかし、「モノが出ていないように見せる」ことはできます。それには、「見せない収納グッズ(家具)」を使います。見せない収納グッズというのは、

  • 透明ではない
  • 中に入っている物が見えない
  • なるべく、背の低い物

に当てはまる家具やグッズです。これらを使うことで、目の中に入ってくる色や形の情報が少なくなり、お部屋の中を広く感じることができます。

小物は見せない、形が同じで揃っているモノだけ見せる

見せない収納だけだと、部屋が重くなりそう…というかたは、「見せない収納」と「見せる収納」を組み合わせて使うのはいかがでしょうか。コツは、

  • 文房具など、小物類はカゴやボックスの中に入れるようにして、中身が見えないようにする。
  • 本やCDなど、形が同じで、収納したときに向きや大きさを揃えられる事ができるモノだけオープンなラックやガラス戸の引き出しに仕舞って見せる。

ということです。
見せない収納と見せる収納
そして、この時できれば、収納家具やグッズの色を、お部屋の内装の色(白、アイボリー、ベージュなど)から一色選んで使うと、部屋全体がとても洗練された感じになります。

上は軽やか、下はズッシリ

重さにも、お部屋収納のポイントがあります。『上には軽いモノを、下には重いモノを』です。
上には軽いモノを収納し、下には重いモノを収納する
引き出しや棚の上の方は手を伸ばすのが大変。ましてや重いモノを上に上げるというのは、とても力が入りますし、万が一上から重たいモノが落ちてきたら危険です。また、軽いモノを下に、重いモノを上にすると、引き出しや箪笥のバランスが悪くなり、地震などで倒れやすくなってしまいます。

安全面も配慮し、上には軽いモノを、下には重いモノを収納しましょう。衣類から食器、電化製品まで、このポイントは使えます。

大きい家具はオープンに、小さい家具はクローズして

先ほど、物が空間を遮断していると狭く感じると述べましたが、家具にも同じ事にも言えます。

  • 家具が大きいほど部屋は狭く
  • 家具が小さいほど部屋は広く

感じます。

しかし、全て同じタイプで同じ形の家具だけをいくつも並べるのは難しいです。そこで、

  • 見せる収納タイプの大きい家具
  • 見せない収納タイプの小さい家具

と条件を合わせてみましょう。
見せる収納グッズと見せない収納グッズ
* 壁一面の棚でも、オープンだから中が見え、圧迫感を感じない。
* 素材を活かした木の箪笥でも、腰より低い高さだから、威圧感がない。

などの長所が生まれます。
ただし、特に見せる収納は「モノを詰めすぎない」ことが大切です。何も置かないスペースがあるくらいの方がおしゃれで心地よい空間作りができます。

まとめ

おうちの中のモノを紙に書き出したり、床にならべてみたりして、まずは総点検をしてみましょう。モノの量の把握と、モノに対する感想を実感するのが目的です。1年間使っていない、古くなった、汚れている、といったモノは処分しましょう。

そうやって整理をして、収納することになった持ち物は定位置を決めてあげることで、モノの増え過ぎや迷子を防ぐことができます。その時に、縦型に形を揃えて仕舞うなど、一目で分かりやすいように工夫して仕舞うと使うときに便利です。

キレイに収納できた部屋を保つには、

  1. 1年間使わなかったモノは捨てる
  2. 1日1回はダイニングテーブルに何も置かない状態にする
  3. 使ったモノは元あった場所に戻す。

といったルールを守ることで、お部屋の中の整理整頓がしやすくなります。

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