子供の予防接種の安全性 〜 副反応と救済制度について

予防接種は子供を病気から守るために大切なものです。しかし、時として思わぬ副反応が起こることがあります。
親御さんは情報収集に努め、リスクをしっかり把握した上で、予防接種を受けさせるか判断しなければなりません。副反応の報告が多く安全性が疑問視される場合は、予防接種を延期することも視野に入れて考えましょう。より安全性が高いワクチンの開発を目指して、日々研究が続けられています。

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副反応とは?

副反応とは、ワクチン接種後にその病気の軽い症状が出たり、ワクチンによって期待していなかった反応が起こることをいいます。
具体的な症状としては、接種した部位が赤くなったり、発熱したり、湿疹が出たりなどです。通常、その程度はごく軽く、自然に治ることがほとんどです。しかし、ごくまれに脳炎や髄膜炎などの重い副反応が起きることがあります。

副反応の救済制度

予防接種後に心配な症状があったときは、すぐに診察を受けましょう。副反応の中には、まれに後遺症が残るなどの深刻なものがあります。 
自治体の予防接種担当課に申し出て予防接種による副反応だと認定されると、救済措置が受けられます。定期接種では「予防接種健康被害救済制度」、任意接種では「医薬品副作用被害救済制度」などがあり、医療費や医療手当、障害児養育年金などの給付を受けられます。

副反応の報告事例

子宮頸がん予防ワクチンは海外では以前から使用されており、安全で有効だと考えられていました。2009年12月に日本でも接種が開始され、今年4月から定期接種になったばかりでした。しかし今年6月、重い副反応が相次いで報告された子宮頸がん予防ワクチンについて、厚生労働省は積極的な勧奨を一時的に中止しました。
また、少し以前の事例では日本脳炎ワクチンがあります。2005年、日本脳炎ワクチンが関連する脳脊髄炎の重症例の報告があり、接種の積極的な勧奨を中止しました。その後、リスクを低く抑えるために製造方法を変更した新しいワクチンが開発され、2009年に承認されましたが、新ワクチンでも2011年〜2012年に脳脊髄炎の報告があります。

予防接種の副反応は研究や開発によって限りなく少なくなるように努力が続けられています。しかし、発生率は少なくとも、副反応の報告があることは事実です。また、副反応の発生率は予防接種の種類によっても異なります。例えば2013年3月末の厚生労働省調査で接種100万回当たりの副反応発生率が、子宮頸がんワクチン「サーバリックス」で43.3、日本脳炎ワクチンで25.7、インフルエンザワクチンで2.3などとなっています。
これから予防接種をお子さんに受けさせる予定の親御さんは、最新の情報に注意を向け、その予防接種の病気予防効果とリスクをしっかり考えて判断しましょう。

参考サイト
予防接種情報|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/kekkaku-kansenshou20/
予防接種情報 NIID 国立感染症研究所
http://www.nih.go.jp/niid/ja/vaccine-j.html
Know VPD! – ワクチンで防げる病気(VPD)を知って子供たちの命を守る
http://www.know-vpd.jp/index.php

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