シニアはサプリメントとどう付き合えばいい?

サプリメントを日本語でいえば栄養補助食品です。
食生活のバランスが崩れてしまった場合などに不足する栄養成分を補うためのものです。

基本的には栄養成分は食品から摂取するほうが自然なので副作用などの心配は少なくて済みます。
しかし、サプリメントはタブレットやカプセルなど非常に摂取しやすい状態になっているので食欲がない時やどうしても嫌いな食べ物があるときなどに非常に有効なものです。

タブレットやカプセルなどはその丸い形状から喉を通りやすくなっています。
体内で溶ける速度もきちんと計算されています。

あの小さな粒の中に有効成分を閉じ込めるなんてまさに人類の英知のたまものです。
おかげで病気のときにも極端な栄養失調のときにも食品では絶対に不可能な量の有効成分を摂取することができるのです。

付き合って損はない相手ということでしょうか。

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サプリメントだけでは完全な栄養摂取はできない

これはごく当たり前のことです。食品にはさまざまな成分が含まれています。
食品を摂取するとそれらの成分が複合的な働きをして人に影響力を発揮するのです。

たとえば、青魚が嫌いだからフィッシュオイルのサプリメントを摂るとします。
たしかにDHAやEPAの摂取不足は補えます。

ただ、魚を食べる効果はDHAやEPAやたんぱく質がさまざまな海のミネラルと合わさってもっと複雑に人体に影響を与えています。
この複合的な効果というものは現代科学でも解明されていないことが多いのです。

では、偏食のひどい人がサプリメントを摂ることは無駄なことか?といえば決してそんなことはありません。
極端な栄養失調にサプリメントを利用することは医療現場でも盛んに行われていることです。

サプリメントの種類

サプリメントにはいろんな種類がありますがその中でもっとも大きな分類方法は、食品そのものを凝縮したものと食品から特定の成分を抽出して凝縮したものという分類です。

にんにく卵黄とかブルーベリーなどは食品そのものの成分を抱合的に凝縮したものですから有効成分の含有量には個体差があります。
しかし、食品そのものの複合的な栄養構成は生きています。

それに比べると、DHAやEPAなど、特定の成分をうたったサプリメントは成分含有量は一定ですが食品そのものの栄養構成はなくなっています。

最近増えてきたサプリメントではマルチと銘打った製品があります。
食品そのものを凝縮したものではなくて抽出した成分を複合的に組み合わせたもので、マルチビタミンやマルチミネラルなどです。

どのサプリメントを選ぶかは、サプリメントを摂取する目的によって変わります。

サプリメントにも禁忌があります

サプリメントを摂取する時に最も気を付けなければならないことはそのサプリメントの成分を禁忌とする薬品があるということです。

たとえばセントジョーンズワートなどはごく気軽に摂取されるサプリメントですが心臓病の治療薬を使用している人が摂取すると治療薬の効力を抑制してしまいます。
薬が効きにくいために病気を悪化させてしまう恐れがあります。

ビタミンKは骨粗しょう症を緩和する栄養素ですが、脳梗塞や心筋梗塞などの治療中の方にはおすすめできません。
ビタミンKが血栓や梗塞を作りやすくする可能性があるからです。

ひどい下痢症状がある人がマグネシウムを摂取すると下痢を悪化させてしまうことがあります。
マグネシウムは便秘薬にも使用されている便を柔らかくする成分だからです。

ビタミンKやマグネシウムなどはごく普通のビタミン剤や栄養補強サプリに含まれている成分です。
持病がある方、現在病気治療中の方は必ず医師に相談してからサプリメントを摂りましょう。

またサプリメント同士でも悪影響を及ぼしあうものがあります。
サプリメントを摂取するときには必ずそのメーカーに飲み合わせの確認をしましょう。
逆に言えばそのような問い合わせに確実な答えを返せる体制を持っているメーカーのサプリメントを選ぶことが大切です。

妊娠中、不妊治療中、授乳中のサプリは要注意!

妊娠中に病気にかかってしまっても安易に薬を飲んではいけないことはよく知られていることです。
しかし、つわりがひどい時などはサプリメントで栄養を補いたいときもあります。

サプリメントの中には、「妊娠時や授乳中の栄養補給に」と明記したものもありますが妊婦固有の症状があるかもしれないので、妊娠中にサプリメントを摂取するときには必ず医師に確認しましょう。
これは不妊治療中の方にも授乳中の方にも言えることです。

本当に効果があるの?

サプリメントでも固有の成分を凝縮したものの中には経口摂取して本当に効果があると確認されていないものがたくさんあります。

たとえばコラーゲンなどは経口摂取した場合、体内で分解されて普通のタンパク質になってしまいます。
であれば、コラーゲンは肌に直接塗る方が効果的だということになります。

また、、血管のない器官には経口摂取した成分はその器官には届きようがないのです。
ヒアルロン酸などは、医療現場では注射で関節に直接注入する方法がとられています。

ある種のサプリメントが経口摂取して効果があるのかどうかという問題は研究中のものがほとんどです。
実際に効果をあげたという報告もあり、また、無駄だという報告もあります。
また、全く別の効果が確認されていることもあります。

とかく、老化防止、美容効果をうたうサプリメントには高価なものが多いものです。
研究結果が明確になるまで、直接塗ったり医師に注射してもらったりする方が利口かもしれません。

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