ひとりシニアが急病になったときの対策

一人暮らしをするシニアが随分増えました。
子供達が遠方にすんでいる人も、結婚しなかったので親族といっても兄弟とその子弟しかいない人も多いでしょうし、今後もひとりシニアは増える傾向にあります。

最近のシニアは活動的で、一人暮らしをエンジョイしている方も多いのですが、ただ一つ、ひとりシニアが本気で恐れていることがあります。それは急な病気です。

同居人がいればすぐに対処してくれる病気でも、ひとりシニアの場合には全て自分で対処しなければなりません。できるだけ困らないように、日頃からある程度の準備をしておきましょう。

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常備しておきたいもの

シニアでなくても、一人暮らしでなくても、常備しておくべきものは、体温計、風邪薬、胃腸薬 、下痢止め、鎮痛剤、鎮痛シップや塗り薬などです。

ぎっくり腰など関節痛で動けない時には鎮痛剤と鎮痛シップの併用で驚くほど楽になります。薬が効いている内にトイレに行ったり食事をしたりすれば回復も早まります。

外出は無理だけれども、家の中ではなんとか動ける程度の時の為に

ペットボトル入りの水、レトルトのおかゆ、冷凍うどん、卵、ツナ缶などを2-3日程度しのげるように常備しておきましょう。

ペットボトル入りのイオン飲料も、発熱や下痢がある時の必需品です。大きなボトルは避けて、500ml入りを数本用意しておく方が体力がないときでもベッドで直接飲めるので便利です。また、ミネラル入りよりもイオン飲料だけの方を用意しておきましょう。マグネシウムが含まれていると下痢がとまりにくくなることがあります。

とにかく、しんどくて歩くのもままならないときの為に

経口保水剤、ゼリー状の栄養食品などを用意しておきましょう。ゼリー状の栄養食品が便利なのは、ベッドから動かずに飲めることです。スーパーなどで販売されている一般向けではなく、高齢者用の低栄養対応食品が適しています。栄養バランスや消化の面でも安心です。

このようなものを日頃からベッドのそばに保管しておくと、本当に動けない時にも一日程度はしのげます。

食べることは準備次第でなんとかしのぐことができますが困るのは排泄のことです。普段は、排泄に不便を感じていない人も紙おむつやお尻ふきシートなどを用意しておくと便利です。災害時用の携帯トイレはコンパクトで用意しておくととりあえず一息はつけます。ベッド周りに、手洗い用のアルコール、ウェットティッシュなどを常備しておきましょう。

携帯やスマホは肌身離さず

携帯電話やスマホはひとりシニアの命綱になる可能性があります。定位置に置くよりもペンダント式のストラップで常に肌身離さず持ち歩くべき物です。

トイレはシニアがよく転倒事故や卒中、心臓発作などを起こす場所です。トイレにも携帯電話を持って入りましょう。一人なのですからトイレは扉を開けたまま用をたしましょう。誰かが駆けつけてくれた時にも対処しやすいのです。

浴室も事故が多いところですが、残念ながら浴室に携帯電話を持ち込むのは危険です。脱衣かごなど浴室の近くに携帯電話を置くようにしましょう。

安否を確認してくれる人

ひとりシニアの場合、できるなら近所に助け合えるお友達をつくっておいた方が安心です。親族の方が気が楽ですが、他人でもお互いに助け合える関係をつくっておくことをお勧めします。
日に一度は電話でおしゃべりをするとか、お互いの家を行き来する関係なら、もし倒れて身動きできなくても早く発見してもらえます。連絡がなければ、顔を見せなければ、「あれ今日はどうしたのかな?」と思って連絡をとってみる関係の人がいれば心強いです。

ヤクルトでは会社の方針として安否確認やひとりシニアとの軽い会話をしているので、異常を発見してくれるのが早くなります。この他にも、宅配弁当や宅配食材も安否確認をセールスポイントとしているところがあります。

民間のセキュリティー会社もシニア向けのサービスがあって、異常を感知すればすぐに駆けつけ、必要なら救急車も呼んでくれます。ペンダント式の緊急通報ボタンや、トイレへ入った間隔をチェックして間隔が長いと急行してくれるサービスがあります。月間5千円以上かかるのでお安くはありませんが、もっとも確実な方法といえます。

自分で医療機関へ行ける時

各消防署では患者等搬送事業者を認可しています。いわゆる介護タクシー、福祉タクシーといわれるものです。座るのがままならないときなどは、ストレッチャーを用意できる業者もあります。インターネットで調べるとすぐ業者一覧がみつかります。

また、各地方自治体の病院情報提供サービス(インターネット)で最寄りの休日夜間応急診療所の場所や電話番号を確認しておきましょう。近所のタクシー会社の電話番号も調べておきます。スマートフォンならば、アプリですぐにタクシーの配車手続きが可能です。

調べた電話番号は分りやすいところに貼っておきましょう。携帯電話に登録しておくことも大切です。尚、間外診療には、割増料金がかかります。お薬手帳や健康保険証を忘れないようにしましょう。

救急車要請の判断基準

救急車を要請することも考慮にいれなければなりません。救急車を要請するかどうかの判断基準として、以下が考えられます。

  • 頭、胸、背中、腹の激痛
  • ろれつが回らない、意識がとおのく
  • 突然視野がかけたり、ものが二重に見えたりする
  • けいれんがある
  • 冷や汗がでるほどの吐き気がある
  • 食べものを喉につめた
  • 高いところから落ちた
  • 広範囲のやけど
  • 大きな傷口ができて大量の出血をしている

わからない時には「#7119」に電話しましょう。24時間体制で緊急性の判断や受診に関するアドバイスをしてくれます。救急車が必要と判断すれば直接要請をしてくれます。

躊躇していて大事になっては大変です。本当に危険を感じたら救急車をお願いしましょう。

救急車を要請した時に必要なもの

現金、お薬手帳、靴、健康保険証、などです。救急車を要請するレベルでこれらを用意できるわけもありません。日頃から、ひとまとめにしておきましょう。特に重要なものはお薬手帳です。

家の体制もととのえましょう。

普段ガスや石油を使っている人もエアコンは完備しておきましょう。一人でベッドの中から温度調整ができるようにしておかないと季節によっては命に関わります。また、換気や安全性の面でも病中はエアコンで過ごすべきです。

電子レンジは冷凍食品を食べる時や、簡単に加熱したい時の必需品です。病中にガスレンジを触るのはとても危険です。

バリアフリー工事、手すりの設置、トイレの近くの部屋を寝室にするなどはできるだけ急ぎましょう。バリアフリー工事、手すりの設置は地方自治体の補助金制度があります。

玄関の鍵を電子錠にしてリモコン開閉可能な状態にしておくと、ベッドから鍵を開けることができるので救急車を要請した時、知人に協力依頼した時などにとても便利です。ただし、値段は安いものなら3万円程度、高いシステムなら40万円もかかるものもあります。ドアや鍵の種類で変わります。

急な病気にならないために

定期検診をうけて、病気が見つかれば早めに治療しましょう。緊急な病気の出費を考えると、早期治療は苦しい思いをせずに安くすませることができます。面倒がらずに検診をうけましょう。

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