シニアのためのトイレ環境とトイレリフォーム

年齢を重ねていくと、色々な不都合が出てくるものですが、特に悩みのタネになるのがトイレの問題です。トイレが近くなるとどうしても失敗する事がありますが、これがなかなか人には言いにくいものです。失敗してしまっても自分で処理できる段取りを整えておきましょう。

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トイレの位置

住居でどうしても必要な部分がトイレ、キッチン、浴室、寝室です。この4つの空間がそろっていれば一応の生活はできるのです。これらの空間が隣接していることが楽に生活する条件になります。特にシニアは夜間のトイレ回数が多くなるので寝室とトイレは可能な限り近くにある方がいいのです。大家族で住んでいた家にそのまま住んでいる方の中には大家族時代そのままに自室が2階にある人がいます。元気な間に自室を一階に移しておきましょう。

トイレの入り口

トイレの入り口は、もちろんバリアフリーにしておきましょう。そして、ドアは引き戸が理想的です。どうしても開閉式のドアになるようなら、中で倒れたりしたときにも外からあけられるよう外開きドアにしましょう。そして、ドアノブはレバー式のものが理想です。丸いドアノブは意外に力が必要なものです。そしてドア周りに物を置かないようにします。一人でいる時には、ドアは開けたままで用を足してももいいのです。トイレは転倒などの事故が多く、また、トイレでの閉じ込め事故はけっこう多いのです。一人暮らしであれば、携帯電話を肌身離さないくらいの心がけが必要です。

トイレ内の間取り

日本の家屋ではトイレが狭い家が多いのですができるだけ広く使えるようにリフォームしておくことをお勧めします。便座を利き手寄りの位置に設置して利き手の側に手すりをつけておくと、よろめいてしまった時などにもつかまりやすくなります。利き手と反対側に人一人が入れる程度の空間があれば介護者用の空間ができます。また、手洗いは出口に近い方へ作っておきます。できれば石鹸やアルコールなどが置けるスペースを作っておきましょう。もし、失敗してしまった時もトイレの中で手を清潔にすることができるようにしておくと、汚れをトイレの外に出すことがなくなります。

トイレの照明

シニアはとかく転倒事故が多いものです。特に、トイレは夜寝ぼけまなこで行ったり、朝起き抜けに行ったり、とかく足元がおぼつかない場合が多いのです。トイレの中では真上からの照明では便座で足元が暗くなることが多いのです。横からの照明にしたり足元灯を設置するなどの工夫が必要です。気分的に急いでいることも多いのでセンサーライトにしておくと安心です。また、トイレはとかく汚れやすい場所ですから、明るい色のライトにしておくことも大切鵜なことです。

便座

トイレの中で最も重要なパーツが便座です。便座は腰かけて足の裏全体が床につく高さにしておきましょう。人間は年齢を重ねると骨が縮んで背が低くなります。後々のこと尾を考えると少し低めのものを設置しておいた方が無難です。便座の条件で絶対に外せないのが温水洗浄装置です。体調が悪くてお風呂に入れない時なども、おしりを清潔に保つことができます。もちろん、保温式の便座がおすすめです。寒いときに、ヒヤッとするのが体に障ります。血圧が高かったり、心臓に問題があったりする人は、このヒヤっとする感覚をできるだけ避けたほうがいいのです。

トイレマット

トイレマットはデザインが豊富でといれという超実用的な空間に遊びの要素が入って生活に潤いを与えるものです。でも、シニアのトイレには、敷物はない方がいいのです。便座カバーをかけておくと、ちょっと失敗してしまった時などにカバーを取り換えるだけで済ませることができるので便利なのですが、トイレマットは足に引っかかったりして転倒事故につながってしまいます。

トイレの温度管理

シニアが突然死亡する原因で最も大きな原因の一つが脳卒中です。そして、脳卒中の頻度が最も多い場所がトイレなのです。日本の家屋はトイレは家の端に作られていて冬はとても寒いものでした。今でも、トイレに空調設備を入れている住宅は少ないものです。寝室から廊下へ出る瞬間にヒヤッとしてトイレで寒さを我慢しながら用をたすのはよくあることですが、シニアにとってはこのことが下手をすれば命とりになることだってあります。トイレに空調設備をいれるのはシニアの住宅の基本です。

トイレは生活の中で重要な空間

トイレがシニアにとって使いやすいかどうかで自立度が決まってきます。基本的に年齢を重ねるほどにトイレの回数が増え、しかも、もよおしてから実際に排泄してしまうまでの時間が短くなります。間に合わなくて失敗の頻度が増えていくと本人が自信を無くしてしまいます。心が折れてしまうのです。

食事や片づけは、面倒だからとか嫌いだからといってほかの人に頼ったり買ったもので済ませたりして回避することができるのですが、トイレだけは回避することができません。トイレに人の手を借りなければならないということはシニアにとってはプライドにかかわる重大事です。トイレのありようは心のありように強い影響を及ぼすのです。

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