運動会、どうやったら速く走れるようになる?(小学生編)

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以前は秋に行われることが多かった運動会ですが、近年は春に運動会を行う学校が増えています。

運動会といえば「かけっこ」。「かけっこ」が苦手な小学生の「もっと早く走れるようになりたい!」という願いは切実です。

さて、一体どうすれば足が速くなるのでしょうか。

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今すぐ実践できること

子供が走っている姿を見て、なんか変な走り方をしているなあと思ったことはありませんか。背筋が曲がっていたり、腕を横に振っていたり、バタバタ走っていたり……。
これでは速く走れません。

速く走るために一番大切なことは、正しいフォームを身につけることです。正しいフォームで走ることで、無駄な力を使わずに済みます。子供が自分で気づくことは難しいので、親が見てあげて、矯正すべき点をチェックしましょう。

正しいフォームで大切なことは、腕の振り方と足の使い方です。

腕は脇を締めてまっすぐ前後に振るようにしましょう。
力を抜いて大きく振るのがコツです。肘は90度くらいになるよう意識します。つい力を入れて拳を握りたくなりますが、力みすぎていると速く走れません。肩の力を抜いて、拳は軽く握るくらいが丁度いいです。

次に足の使い方です。太ももを大きく上げるイメージで走りましょう。
鏡を見ながら、太ももが地面と水平になる高さまで上げ、それを両足交互に素早く何回も上げる練習をすると効果的です(いわゆる「もも上げ」運動)。最初は1回10秒から始めて、慣れてきたら20秒、30秒と長くしていきましょう。子供の体力に合わせて、無理をしないようにやりましょう。

走るときは、つま先を使って地面を強く蹴るように意識します。

走る前に軽く深呼吸して、力みを取りましょう。ただし、おへその辺りには少し力を入れて構えると良いそうです。

注意すべきこと

大人は子供が走っているところを見て、矯正すべき点を見つけましょう。

例えば、腕を横に振っていたり、顎を前に出していたり、力が入り過ぎてガチガチになっていたら指摘して、正しいフォームを教えてあげましょう。上半身と下半身のバランスが悪いのも解決すべきです。

しかし、一度に多くのことを教え込もうとすると、子供がかえって混乱してどうしてよいか分からなくなります。

まずは自己分析。その後はひとつひとつ解決していきましょう。なるべくシンプルに、分かりやすく伝えるのがコツです。

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足が速くなるために、普段から意識しておくべきこと

走るときに何だか不格好になってしまう子がいますが、これは普段の姿勢が悪いからです。日常生活で姿勢が悪かったり、猫背になったりしている子は、走るときにもその癖が出てしまいます。変な風に腕を振ってしまうのは、体のバランスの悪さを補おうとしているのです。

そのため、日常生活で正しい姿勢を心がけることが、走る際のフォームの改善に繋がります。歩くときは胸を張り、お腹を引っ込めて颯爽と歩きましょう。

正しい姿勢を保つためには、体幹を鍛えることが必要です。体幹が弱いと、走る際に上半身がぶれ、無駄なエネルギーを使うことになります。運動不足の子は、まず外でたくさん遊んで、筋力をつけることから始めましょう。

しかし、腹筋やスクワットなど、無理な筋トレをする必要はありません。小学生はまだ体が発達段階なので、無理に筋トレすると怪我をしてしまう恐れがあります。特に10歳以下の子供たちは筋トレよりもストレッチをしましょう。柔軟性を高めると体の可動域が広がり、効率的に体を使えるようになります。大人になると体がかたくなりがちなので、子供のうちに日々ストレッチをして、体を柔らかく保ちましょう。

バタバタ走ってしまう子におすすめなのが「なわとび」です。体力作りにも役立ちますし、リズム感も鍛えられます。スタートダッシュに大切な瞬発力と筋力を養うのに効果的です。日常的に続けることで、上半身と下半身のバランスも良くなっていきます。

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