子供の熱中症対策 ~ 夏休みを元気に過ごそう

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もうすぐ夏休みですね。夏休みに入ると小学生は外で遊ぶ機会が増えると思います。

そこで心配なのが熱中症です。昨年(2017年)は、5~9月の間に全国で5万人以上が熱中症で救急搬送されました。そのうち18歳未満の子供は1割以上です。

夏休みを楽しく元気に過ごすためにも、親子で熱中症に対する正しい知識を学んでおきましょう。

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水分補給が大切な理由

人間の体は60~70%が水分でできています。体の中に十分な水分があることが、元気に活動するためにも重要です。

汗をかくと、体の中の水分が減ってしまいます。汗には水分だけでなく、塩分やカリウム、マグネシウムなどのミネラルも入っているので、たくさん汗をかいたときは水分だけではなく、塩分などのミネラルも補給することが必要になります。

ところで、汗をかかなくても水分補給は必要です。水分は息や体の表面からもどんどん蒸発しています。「私は汗をかかない体質だから大丈夫」、なんてことはないんですね。しっかり水分補給を意識して過ごしましょう。

夏休みの外出で気をつけたいこと

屋外で活動するときは、帽子をかぶり、飲み物を持参して出掛けましょう。ミネラル補給のために塩タブレットなど持っていくのも良いでしょう。

25度を超えたら、熱中症になる可能性があります。特に湿度が高いときは要注意です。なるべく昼の暑い時間帯は避け、涼しい午前中に遊びましょう。

服は風通しの良いものを選び、時々は木陰で涼むなど、長時間暑い場所にはいないよう気をつけましょう。

せっかくの楽しいイベントがあるかもしれませんが、体調が悪いと熱中症になりやすくなります。風邪や腹痛など不調を感じたら、無理をしないようにしましょう。

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暑さへの慣れが重要

人間が上手に発汗できるようになるためには、暑さへの慣れが重要です。汗をかくような暑い環境で3~4日過ごすことで、自律神経の反応が早まり、上手に発汗できるように体が適応します。

そのため、急に気温が上昇した日は特に注意が必要です。熱中症患者の搬送数は7月中旬がピークですが、6月にも搬送される人がいます。それは、暑さに慣れていない人が多いためだと考えられます。例年よりも気温が低い冷夏であっても、気温が急に上昇した日は熱中症患者が急増します。

熱中症を予防するためには、少しずつ暑さに体を慣らしていくことが大切です。普段からウォーキングやランニングで汗をかく習慣をつけておくことも予防に繋がります。

対処の仕方を知っておこう

まず、熱中症の症状を知って、「もしかしたら」と気づけるようにしておきましょう。

初期症状では気分が悪くてめまいがしたり、頭が痛くなったりします。中程度になると、吐き気がしたり、意識がもうろうとしてきます。重症になるとまっすぐ歩けなくなったり、呼びかけにおかしな反応しか返せなくなります。

その場に子供だけしかいない場合はすぐに大人を呼びに行きましょう。涼しいところに移動して、水分や塩分を補給します。飲み物を持参していない場合は水道水でもいいです。衣服を緩めて、体にこもった熱が逃げやすいようにします。ハンカチやタオルを濡らして、首やわきの下、足の付け根などを冷やすと良いでしょう。冷たいペットボトルを買ってきて冷やすのもおすすめです。

水を飲めないほど重症の場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

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