遅刻・不登校と10代に多い「起立性調節障害」

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朝なかなか起きられず、遅刻を繰り返したり、学校を休んでしまったりする中高生。

その中には、「起立性調節障害」という病気が原因で体調が悪化している生徒が含まれています。今回は、10代に多いという「起立性調節障害」についてご紹介します。

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起立性調節障害とは?

起立性調節障害とは、自律神経のバランスが乱れ、脳や体への血流が低下する病気です。症状が現れるのは主に起床時です。頭痛、体がだるい、立ちくらみ、めまい、吐き気、腹痛など様々な症状が出て、つらくて朝起きられなくなります。朝食を食べる元気も出ません。

体調が悪いのは主に午前中で、夕方は元気になることが多いので、「サボり」だろうとか怠けているなど親や先生から誤解されがちです。夜は目がさえて眠れないことも多く、ますます朝起きるのが難しくなります。

起立性調節障害は小学校高学年から増え始め、中学生で急増します。10代の思春期に多い病気です。

通学が困難になることも

中高生で起立性調節障害の症状が重く、ひどい頭痛や体調不良で通学することが困難になるケースがあります。起立性調節障害が不登校の原因である場合もあるのです。

例えば中学生で起立性調節障害になり、通学を一旦諦め、それから通信制高校へ進学した生徒がいます。また、起立性調節障害のために高校を中退し、その後高卒程度認定試験を受けて大学へ進学した学生もいます。

一般的に日本の中学、高校は朝早くから授業が始まるため、重症の起立性調節障害の生徒には通学が難しいのが現状です。

しかし、通信制高校なら自学自習が基本です。レポート提出や試験はありますが、全日制高校に比べれば体調に合わせてスケジュールを調整することが可能です。

通学が難しいと感じたら、他に進学の道はないか探してみましょう。

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治療

起立性調節障害の治療は生活習慣の改善が中心になります。

水分や塩分を多めにとり、適度な運動を行います。毎日30分程度は歩くようにして、筋力の低下を防ぎましょう。

起立性調節障害の人が急に立ち上がると失神することがあるので、体を起こすときはゆっくり時間をかけて起き上がるように習慣づけます。

夜はなかなか眠れないかもしれませんが、できるだけ就寝が遅くならないように早めにお布団に入りましょう。

症状が重い場合、血圧を上げる薬が処方されることもあります。

適切な治療を続け、日常生活を改善することで症状は軽くなっていきますが、重症の場合は2~3年要することもあります。焦らず、根気強く治療を続けましょう。

周囲の理解が大切

起立性調節障害は、「怠け癖」や学校嫌い、ゲームによる夜更かしなどが原因だと誤解されやすく、朝無理やり起こそうとして親子関係が悪化することが少なくありません。子供は理解してもらえないストレスから更に自律神経が悪化し、睡眠リズムが乱れ、症状がどんどん重症化していきます。

朝起きられないことで子供の学校生活に影響があるようなら、早めに小児科を受診しましょう。診断を受けることで誤解が解け、親の理解が得られれば子供は精神的に楽になれます。学校へも報告し、医療機関と連携して子供の学校生活をサポートするよう努めましょう。

参考文献
※熊本日日新聞総合版2018年4月12日「思春期に多い起立性調節障害」
NPO起立性調節障害ピアネットAlice
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