「HSC」という言葉をご存じでしょうか?

「HSC」とは、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士の著作「The Highly Sensitive Child」が日本語に訳されたことで、近年知られるようになりました。

発達障害とは違った角度から子供の特性を理解しようという研究がすすめられ、生まれた言葉です。

今回はHSCの特性と子育てのポイントについてご紹介します。

「HSC」とは?

アメリカでは「敏感な人」に関する研究が長年続けられており、それによると子供の5人に1人が生まれつき敏感な子といわれています。

例えば、物音に異常に敏感で怯えたり、人の多いところが苦手だったり、味や臭いに敏感ですぐに気持ち悪くなったりするなど、多くの子供たちにとっては何でもないちょっとした刺激に対して、過剰に反応する特性がHSCにはあります。人一倍敏感な特性を持っているので、親は「他の子と何か違う」と違和感を感じたり、育てにくさを感じることが多いようです。

人の気持ちに敏感なため、クラスメイトが叱られたのに、叱られた本人より落ち込んだり、泣き出したりということがあります。テレビの登場人物に共感して泣いたり、そのことで不安になって眠れない日が続くことも珍しくありません。

HSCの特性を知ろう

HSCの場合、音や臭い、環境の変化に敏感で周囲のいろんな物事が気になるので、落ち着きがなく集中力を欠くことがあります。そのためADHD(注意欠陥・多動性障害)と間違われることが多いのですが、HSCはその子が慣れた安心できる環境にいるときは、むしろ集中力が高く、意思決定も得意です。

HSCが優柔不断に見えるのは、他人と共感する力が強く、相手の気持ちを察する力が高いため、相手の気持ちをあれこれ考えすぎてしまうことに原因があります。用心深く、物事を深く考える傾向があるため、安易に決断することができなくなってしまうのです。

普段と異なる刺激や変化の影響を過剰に感じるので、旅行やイベントを楽しめずにすぐに疲れてしまう傾向があります。一人で安心できる環境で過ごすことを好み、自分のペースを守ることを好む内向的な性格の子が多いです。そのため、変化や刺激が多く、他人と歩調を合わせることを期待される学校生活には適応が難しい面もあります。

HSC(人一倍敏感な子)の子育てポイント

人一倍敏感な子を育てるのは、そうでない子を育てるのに比べて、やはり大変な面が多くなります。外からの刺激に過剰に反応して泣いたり、嫌がったり、立ちすくんで動けなくなったりするのですから、日々忙しいお母さんにとってはイライラのもとです。特に、HSCに対する理解がないと不安や戸惑いは大きく、時には怒りとなって爆発してしまうかもしれません。

発達障害のお子さんも同様ですが、人一倍敏感な子(HSC)の子育てのポイントの第一は、そのお子さんがどういった特性を持っているのか正しく理解することです。特性を知り、理解することで、そのお子さんが何に困っているのか、苦手で辛いと感じるのはどんな時か分かるようになります。

子供は、親が理解し、共感してあげることで大きな安心感を得ます。苦手なことをひとつひとつ見つけて、困ったときはどう対処するか決めておくと安心です。その子が苦手な事柄を可能な限り回避できる方法を選びましょう。

人一倍敏感な子(HSC)は親の心をすぐ読み取り、期待に応えようと無理をしてしまいます。過剰な期待や押し付けはせず、子供が自由に選べる環境を整えてあげましょう。

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