何を入れる?キッチンのシンク下収納

B!

キッチンの収納スペースの中でも、比較的広く感じられるシンク下。とはいえ、広いと言っても、

  • 湿気がこもりやすい
  • 臭う
  • 下の位置にあるので使いにくい

など、すこ〜し難しそうな所もあるシンク下収納。
そんなシンク下を、「スッキリ、楽しく、美しく」使うためのポイントです。

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何を入れると便利?

普段、シンク下に何を入れていますか?

  • フライパン、鍋
  • 洗剤類
  • 油や醤油などの調味料のボトル
  • お米

などなど、ご家庭によって、入れているモノが色々あると思います。暮らしていると、人それぞれのライフスタイルに応じて、必要なモノは手の届きやすい場所に置かれ、「定位置」みたいなものができてくるでしょう。従って、置くモノがご家庭によって違っていて当然です。
中身が違えど、使いにくい…。そう感じている主な原因は、次の3つが考えられます。

  1. 必要以上にモノを詰めすぎて取り出しにくい
  2. モノ同士の仕切りができていないため、ごちゃっとしている
  3. 動線が合っていない

シンク下は、性質上湿気がどうしてもこもりやすいため、湿気を嫌う物は避けた方が良いと言われています。詰め込みすぎはますます湿気を閉じこめることになるのでNGです。湿気を通すには空気の通り道を作ること。扉を開けたときにモノで空気が遮られないで、奥まで通ることが理想です。

モノ同士の仕切りを作ることも、空気の通り道を作るには大切で、ケースや引き出しラック等を使って空気の取り道を区画整理してあげると、湿気を留まらせる心配が減ります。

湿気がこもりやすいという点から、使う収納グッズは、木や布製はやめたほうが良いでしょう。また、食品類を仕舞う場合は「蓋付きのタッパー類」が湿気に触れることが少なく、便利です。

シンク下収納の「手が届きにくく湿気がこもりやすい」という点を利用して、あえて「ゴミ箱」を置く人もいます。蓋付きのゴミ箱であれば、ニオイなども極力抑えられますし、ゴミ箱を外に置く分のスペースがすっぽり収納できるので、まさに「見えない収納」の上手なテクニックです。

ちなみに、ニオイが気になる場合は「お掃除用重曹」を口の広い空きビンに入れて、蓋をしないで置いていると消臭剤代わりになります。湿気を吸った重曹もそのままお掃除に使えます。このワザは、下駄箱などにも使えてオススメです♪

最後に動線ですが、一般に、「軽い物は上に、重い物は下に仕舞うと良い」と言われています。
重たい物を頭上から取るのは危険ですし、面倒です。地震などが起こったときも重い物が上にあるのは心配ですね。そのため、フライパンや鍋類など、重たい物をシンク下に仕舞うことが多いのは理にかなっているというわけです。

また、シンクが上にあるので、シンクで使う物…、「洗剤、スポンジ、布巾」などがシンク下に入っていると便利です。仕切っても減らしても何か使いにくい…と感じたら、キッチンでのシンク下から取り出す際の動きを見てみると良いかもしれません。

収納グッズを組み合わせて…置く・並べる・引き出す・掛ける

シンク下は広さや奥行きがあるので、アイディア次第で自由自在に収納できます。
つまり、「広さや奥行きがある」ということは「整理整頓をしないとゴチャゴチャが広がって使いにくい…」という点も含んでいます。

そんな時の助っ人が収納グッズ!
インテリアショップで購入しても、100円ショップで揃えてももちろんOKです。シンク下のオススメ収納術、「置く」「並べる」「引き出す」「掛ける」の四つに分けてお知らせします。

シンク下収納術その1:置く


空間が広い、シンク下の収納では、「その空間をどれだけ有意義に使うか」がポイントになってきます。例えば、

  • コの字ラックを並べて使い、フライパン類を2段に分けておく
  • 突っ張り棒を縦に奥〜手前、と2本並べて使い、フライパンや鍋、まな板を立てるように入れる
  • 書類ケースにフライパンを立てて入れる

といっ収納術が便利。もちろん、鍋やフライパンでなくとも、調味料のボトルや洗剤類も使えます。

突っ張り棒は2本あると何かと使えて、手前と奥に横に二本渡して、上に物を置くことができますし、より安定感が欲しいときはさらにワイヤーネットやトレーを置けば、小さな物も置くことができます。 

シンク下収納術その2:並べる


ボトルなど、縦に長い物って、なぜかどんどんそのまま並べたくなります。でも、並べすぎると、奥から手を伸ばしてとっていかなくちゃならないし、結構面倒です。

そこで、「ケースに入れた物を並べる」ように心掛けましょう。オススメは、縦に長い取っ手付の収納ケース。その中に縦型に並べれば、取っ手を持って引き出せば奥の物も楽々と取り出せます。

ストックや同じ種類の物などは、書類ケースやプラスチックケースをいくつか並べてその中に置くと、統一感がでてきれいです。食品類であれば、同じ形のタッパーを使って。同じ形をオススメするのは、きれいというだけでなく、配置を変えたくなったり、積み上げる必要が出てきたときに使いやすいからです。

シンク下収納術その3:引き出す


ラックや引き出しは手の届きにくいシンク下での動きを楽にしてくれるだけでなく、湿気から守ってくれたり、細かい物も収納できるので、必要に応じて1つあると便利です。

メタルタックに引き出しトレーが付いた物や、プラスチックの引き出しなどが使いやすくてオススメです。フライパンなどは、専用のフライパンラックなどもあるので、それにフライパン、鍋類を差し込んで置けば、使いたいときに引き出すだけで簡単です。

シンク下収納術その4:掛ける


シンク下でも、掛ける収納が可能です。
突っ張り棒を1本渡して、そこにフックやスプレータイプの掃除道具の「シュッシュするとこ」を掛けます。その隣に、フックを2つ吊してワイヤーやプラスチックのかごを下げ、中にスポンジや布巾のストックを入れておく、なんてのも使いやすそうですね。

もう1つ、空間を有効利用した掛けるスポットと言えば、「扉裏」。専用の吊り下げラックでも良いですが、扉用の平たいフックにワイヤーネットを掛けたり、連結フックを使うと簡単です。調理道具やビニール袋ストッカー、ラップなども収納すればスッキリです。

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引き出しタイプのシンク下は上から見て一目で分かるように


最近多い「引き出しタイプのシンク下収納」。引き出すだけで手元に物が来てくれるので、使いやすいですね♪

引き出しタイプのシンク下収納は、ずばり、上から見たときに何が入っているか一目で分かるようにするのがポイントです。

そのためには「物同士が仕切ってあること」が必要です。それには、「書類ケースとカゴ、仕切り板」などが便利。上記のように突っ張り棒を渡して仕切っても良いでしょう。この場合も、詰めすぎないこと。満タンにしない、「8割収納」がオススメです。

まとめ

シンク下は他の収納場所に比べて、湿気がこもりやすいので、「物を詰め込みすぎない」ことと、広さと奥行きがあるので、「物を仕切って収納する」ことがポイントです。

オススメはラック、書類ケース、引き出し、突っ張り棒など。湿りやすい場所なので、木製や布製の収納グッズは避けましょう。シンク下という都合上、重たい物を下に収納するのが便利です。書類ケースを使ってフライパンや鍋を置いたり、食品などは蓋付きタッパーに入れるのがベスト。突っ張り棒は縦にも横にも使えます。

プラスチックの引き出しやトレー付ラックなどもあると便利です。引き出しタイプのシンク下収納は「上から見たときに何があるか分かる」ようにケースなどで仕切って収納するのが良いでしょう。

シンク下においても、満タン収納ではなく「8割収納」を心掛けて。

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