ずらりと並んだ本は本好きな方には魅力的ですが、本の数が多い分、部屋のスペースを圧迫するのも事実。ここは、「見せない収納術」で押し入れを使うと、とても便利なんですよ。
押し入れの本棚収納の作り方です。
重たい本は下に、軽い本は上に
収納のルール、「重たいモノは下に」「軽いモノは上に」を本の収納にも適用してみましょう。
取り出しやすさだけでなく、本が落ちてきた時など、安全の事を考えてもこのルールは使えます。押し入れを真ん中から2段に分けるとして、図鑑や全集などの重たい本は下の段を使う、文庫本やコミック本など軽い本は上の段にしまうようにすると良いでしょう。
ただし、文庫本やコミック本がたくさんある場合は、重くなるため、「重い本」として下の段に収納することをおすすめします。逆に、大きな本の数が少ない場合は、上の段に仕舞い、「見せる収納」にしても良いでしょう。
幅や高さを揃える
本を収納する際は、絶対に積み上げないこと。本を積み上げると、下の本が見えないばかりか非常に取り出しづらく、それが原因でだんだん読まなくなって、気がつけばお荷物に…なんてことが起こりがちです。
キャスター付きラックを使う
本を並べたら、押し入れの奥に向かって、縦にキャスター付きラックを並べていきます。引き出しやすいように、取っ手がついているキャスター付きラックがオススメです。
キャスター付きボードやすのこ+収納ボックス
使い方は、キャスター付きボードやすのこに、本を入れる収納ボックスを乗せるだけ。小さな本棚やカラーボックスを置いても良いですね。収納ボックスには通気性の良い物を選びましょう。衣類ケースは湿気がこもりやすいので避けましょう。蓋のないPPケースや布製バスケットなどが本を仕舞うのに向いています。段ボールなど紙でできた収納ケースはカビのもとなのでやめるようにします。
ちいさい本棚、オープンシェルフ、カラーボックス
カラーボックスは横に倒して使うと本がちょうど良い量で仕切れて便利です。取っ手付キャスター付きラックは先述した通り。下の段で使うと良いでしょう。オープンシェルフは本棚にピッタリ、下段にも上段にも置くことができます。
2つ以上置きたい場合は、大きさを始め、色や素材も揃えると、スッキリと仕舞うことが出来ますよ。
棚を自作する
除湿対策をする
押し入れは、湿気がこもりやすい場所です。本が傷まないように、除湿シートや除湿剤を併用しましょう。
また、週に1回は押し入れを全開にして、押し入れの中に風を通して乾かすようにします。扇風機で外から中に向かって風を送ってあげるのも良いですよ。
これはすごい!押し入れに書斎を作る
なんと!押し入れで書斎が作れる!!!のだそうです。
押し入れの段を分ける棚、あれが、デスクの高さとしてちょうど良いのだとか。本棚を好みの場所に配置して、デスクのスペースを空け、椅子を添えれば完成です。配線などが少し難しいのですが、ライトなどを付けることもできます。
押し入れの戸を外して使っている方もいれば、使うときだけ戸を開けて、書斎を広げている方もいます。見せる収納にも見せない収納にもできる所を活かしているのですね。椅子も使わないときは押し入れの中にしまえるので、邪魔になる心配がありません。
隠れ家的な感じが本好きにはたまりませんね!
押し入れの本棚収納は、使い方次第で「見せる収納」にも「見せない収納」にもなります。お部屋に置いていた本のスペースが押し入れに移動するだけでもとても部屋を広く感じることができるでしょう。
押し入れの本棚収納、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
まとめ
押し入れの本棚収納は、重たい本は下の段に置くようにしましょう。キャスター付きの取っ手付ラックを使えば、読みたいときに引き出せます。すのこやボードにキャスターを付けて、上に小さい本棚や布製のバスケットなどを乗せても良いでしょう。
オープンシェルフや横にしたカラーボックスでも本棚として使うことができます。
突っ張り棒を2〜3本まとめて突っ張った上にボードを載せても棚をつくることができます。押し入れは湿気がこもりやすい場所なので、除湿シートや除湿剤の併用を忘れずに。