2015年7月、手足口病が流行拡大し、全国的に警報レベルになっています。7月14日現在、この10年で2番目に患者数が多くなっています。都道府県別にみると福井、京都、次いで香川で多く、西日本から全国的に広がってきているということです。
手足口病について、知っておきたい情報をまとめました。

症状

手足口病は、口の中や手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。
せき、くしゃみ、鼻水、プールなどで感染します。また、患者の便からもウイルスが長期間排出されます。

感染して3〜5日後に、口の中、手のひら、足の裏、ひじや膝などに2〜3㎜の水疱性発疹が出ます。発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどで、高熱が続くことは通常ありません。しかし、まれに脳炎などの重い症状を引き起こすことがありますので、注意して経過観察することが大切です。

今年は手足口病を引き起こすウイルスの中でも、治った後に爪がはがれることもある「コクサッキーA6」という型が3割ほどを占めているといいます。一時的に手足の爪がはがれる症例も報告されていますが、自然に治るとされています。

予防と治療

手足口病に有効なワクチンはなく、発病を予防できる薬も現在ありません。

発疹は1週間ほどで治りますが、治った後でも比較的長い期間(2〜4週間程度)、便などからウイルスが排出されることがあります。感染しても発病はせず、症状がないままウイルスを排泄している場合もあり、発病した人だけを長期間隔離しても有効な感染対策にはなりません。

衛生観念がまだ発達していない乳幼児の集団施設などでは、感染拡大を防ぐのは難しいと言わざるを得ません。

一般的な感染対策は手洗いです。特に、オムツ交換の際は排泄物を適切に処理して、流水と石鹸で手をしっかり洗ってください。タオルの共用はしてはいけません。
患者のほとんどは乳幼児ですが、大人にも感染することがあり、その場合発疹がひどく出ることがあります。保護者も感染予防に努めましょう。

治療についてですが、手足口病に特効薬はありません。口の中に発疹ができると痛くて食事を取りにくくなりますので、スープやおかゆ、ヨーグルトなど刺激の少ない食事を心がけましょう。夏場に流行する感染症なので、脱水症状を起こさないように水分補給にも気を配ります。

まれに髄膜炎や脳炎などの合併症が起きる場合があります。高熱が出たり、嘔吐したり、頭を痛がるようなときにはすぐに医療機関を受診しましょう。

登園やプールはいつから大丈夫?

子供が手足口病になったら幼稚園・保育園を休まなければならないの?と心配する親御さんも多いと思います。

本来、手足口病はインフルエンザや水ぼうそうと違って、登園・登校禁止の病気ではありません。しかし、周囲の人に感染する病気であることは確かなので、「手足口病は登園禁止」としている幼稚園・保育園も多くあります。通っている園に問い合わせて確認してみましょう。

熱がなく、元気なら発疹があっても登園して良いという医師もいますし、発疹がなくなるまでは登園しない方が良いという医師もいて、判断は異なります。プールは、熱が下がっていて、口の中や手足の発疹がなくなれば入って良いと言われることが多いようです。

医師に相談し、園の方針も確認してから、いつ登園するのか決めましょう。

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