赤ちゃんの難聴 〜 早期発見して言葉の遅れを防ごう

いろいろな原因で先天的に難聴になる赤ちゃんは、1000に1人存在すると言われます。難聴に気づかずにそのまま育つと、言葉の発達に悪影響が出ます。
できるだけ早期に発見して、治療や訓練を始めることが大切です。

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難聴の原因

難聴の原因ははっきりしていませんが、遺伝的な影響や、赤ちゃんが1500g以下の低体重で生まれた、重症の新生児黄疸があった、生まれてすぐに髄膜炎にかかったなどの場合に難聴になる確率が高くなると言われています。

妊娠中に妊婦が風疹やヘルペス・トキソプラズマなどの感染症にかかった場合も、赤ちゃんが難聴になる確率が高くなります。
また、先天性難聴とは別に、中耳炎やおたふくかぜなどの後遺症が原因で難聴になる場合もあります。

早期発見して、言葉の遅れを防ごう

赤ちゃんの難聴は、早期発見することが重要な意味を持ちます。赤ちゃんは、パパやママの言葉を聞いて、真似することで言葉を覚えていきます。耳が聞こえない状態が長く続くと、言葉が遅れる原因になってしまうのです。

なるべく早く気づくことが大切ですが、遅くても2歳までには難聴に気づいて訓練を開始することが必要になります。以下、耳が聞こえているかのチェックポイントです。

  1. 「生後0ヵ月〜」 突然の音にびくっと手足を伸ばしたり、泣き出したりするか。
  2. 「生後3ヵ月〜」 声がした方へ顔を向けるか
  3. 「生後9ヵ月〜」 そっと近づいて、ささやくと振り向くか
  4. 「1歳〜」    大人の呼びかけや指示に応じて行動するか

これらのチェックポイントを試してみて気になる様子が見られたら、早めに小児科か耳鼻科を受診しましょう。
現在では生後すぐでもできる聴覚検査も普及してきました。乳児健診でも聴力検査が行われています。きちんと健診を受けて、早期発見に繋げましょう。

訓練と治療

中耳に奇形があり、手術によって難聴が治せる場合があります。一方、感音性難聴といって内耳に伝わった音を大脳へ伝える経路に障害がある場合は、完全に治すのは難しくなります。

聴力の回復が難しい場合でも、早期に発見できれば補聴器をつけたり、専門的な訓練を受けることで言葉を獲得することが可能になります。生後6ヵ月までに治療を開始できたお子さんは、難聴でないお子さんと同等のコミュニケーション能力を身につけることも可能と言われます。2歳を過ぎれば、聴こえの刺激をするために「人工内耳」と呼ばれる器械を手術で内耳に入れることも可能です。

とにかく重要なのは早期発見です。重度の難聴は早期発見されやすいですが、軽度の難聴や片耳だけの難聴は発見が遅れることがあります。そのままにしておくと、やはり言葉の発達に悪影響があります。少しでもおかしいなと思ったら、早めに病院を受診するようにしましょう。

【参考文献】
『0〜6才 赤ちゃんと子どもの病気とホームケア』暮らしの実用シリーズ、株式会社 学習研究社
『0〜5歳 細谷先生のわくわく子育て』細谷亮太、小学館

幼小児難聴とは?

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