意外と知らない過失割合の話

交通事故は想像以上に多いものです。軽微な事故であれば現場検証もすぐ終わるので、事故だと気づかないこともあるほどです。道を歩いていて、車二台が路肩に停車し、お巡りさんが双方の話を聞いている光景を目にしたことはありませんか?あれはケガの無い事故の現場検証です。

では、交通事故における重要項目である過失割合は、どのように決まるのでしょうか?

  • 警察が決める。
  • 事故当事者の主張で決まる。

どちらも違います。

たまに正義感の強いお巡りさんが「アンタが8割悪い!アンタが2割!だから仲良くしなさい!」と仲裁に入ることがあるようですが、それはお巡りさんの主観です。現場検証を行い、記録するのは警察ですが、過失割合は民事上の問題になりますので、警察が決めるということはありません。次に事故当事者の主張は交渉に影響することはありますが、これも違います。

ガイドブックがある

実は、交通事故には過去に起きた事故を元に、想定される事故状況と過失割合を判例としてまとめた、その名も「判例タイムズ」という書籍があります。

これは単に事故状況と過失割合が掲載されているだけでなく、「同じような状況でも速度超過で過失を○%プラス」といった修正要素というものも一緒に掲載されています。これを一次見解として、具体的な交渉に入っていきます。勿論、当事者にとっては「それじゃ納得できない」ということもありますから、主張などを考慮し、さらに細かに決めていきます。

なお、ポイントは、保険会社は提案をし、当事者の合意があったうえで過失割合が確定するという点で、一方的に保険会社が決めることは無いという点です。ですから、もし事故に遭った場合、相手保険会社から「割合はこうなります!」と突きつけられ、納得がいかない場合は根拠を聞いてみましょう。

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<ライター:森村仁

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