今や当たり前だが改めて

自動車保険の主流がリスク細分型になってからかなりの年月が経ちます。当時センセーショナルだったのが、自動車の車種だけでなく安全装置の有無で保険料が変わる点でした。

今では安全装置が付いていない車はないでしょうから、安全装置割引が適用されて当たり前になってしまいましたが、改めて考えてみましょう。

各安全装置と割引率

エアバッグ割引

エアバッグ装備の自動車に適用されますが、これは運転席のみを指します。割引率は10%です。

デュアルエアバッグ割引

これは助手席にもエアバッグが装備されている場合の割引です。割引率は15%です。

ABS割引

急ブレーキでタイヤがロックされないようにする、アンチロック・ブレーキング・システムの略ですね。海外のアクション映画などでABSを使ったカーチェイスも観ることもあり、身近なものになりました。割引率は5%です。

衝突安全ボディ割引

交通事故の死亡率低下に一役買った、安全基準に準拠した構造のことですね。割引率は10%です。

横滑り防止装置割引

雪道などでスリップしそうになると自動的に制御してくれるシステムですね。今では教習所の学科でも説明していますし、シミュレーターでも横滑り防止装置の有無を体験できるようですね。割引率は5%です。

保険料の総額から割り引かれるわけではない

今回の本題はここからです。各割引について、各保険会社は「保険料が15%も割引になります!」とだけしか紹介しないので、保険料全体から割り引きされるような気がします。当たり前ですよね。

実は各装置がリスクを軽減する部分にしか割引は適用されません。

イメージしやすい例ですと、エアバッグ割引の場合、事故で自動車に乗っている人のケガや死亡のリスクを軽減しますから、人身傷害保険と搭乗者傷害保険、自損事故保険の保険料部分から10%割引になるという仕組みです。リスク細分型なのですから当たり前といえば当たり前ですが、あくまで割引率は目安であると考えるといいかも知れませんね。

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<ライター:森村仁

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