0〜6歳の子供の事故は、どんなものが多いのでしょうか?
生まれてすぐの赤ちゃんの時期に多い事故は窒息です。赤ちゃんがはいはいできるようになり、つかまり立ちできるようになると行動範囲が広がり、転倒による怪我や、誤飲の事故が増えます。ストーブやポットによる火傷にも注意が必要です。

歩けるようになり、外で遊ぶ機会が増えると、公園での遊具による怪我や交通事故、水の事故が増えます。
保護者はどんなことに気を付ければ、子供の事故を防げるのでしょうか?実際に多い事故の例を知り、事故を未然に防ぐための対策を取りましょう。

赤ちゃんと窒息事故

赤ちゃんが窒息する事故は頻繁に起きています。そして、窒息のもっとも大きな原因は柔らかいお布団です。
生まれたばかりの赤ちゃんは、自分で寝返りを打てません。体の向きを変えることも困難ですし、自分で頭を持ち上げることもできません。まだ手を器用に使うこともできませんから、顔に被さった布団を自力で取り除くこともできないのです。そのため、ふかふかのお布団や枕で窒息するという痛ましい事故が起きています。

事故防止のために

では、事故を防ぐために、どんな対策ができるでしょう。

まず、赤ちゃんは柔らかい布団に寝かせないことです。掛布団を使う場合は赤ちゃんの顔にかからないよう気を付け、時々布団が顔に被さっていないか確認しましょう。寝かせる頭の周辺に余計な物を置かないことも大事です。赤ちゃんは動かないものと思って油断していると、足で蹴って予想を超えて移動することがあります。タオルやぬいぐるみも窒息の原因になります。

添い寝する場合は、間違って赤ちゃんの顔を圧迫したり、毛布や布団を赤ちゃんの顔に被せてしまわないよう、十分な注意が必要です。

寝返りとうつぶせ寝

生まれて3〜4ヵ月にもなると、赤ちゃんは寝返りをするようになります。寝返りを始めた最初の時期、まだパパやママが手伝ってあげないとうまく寝返りできない時期は、窒息事故に注意が必要です。自分で寝返りしてうつぶせになっても、自力で仰向けに戻れなかったりするからです。

赤ちゃんの行動範囲が広がりますから、周囲に窒息の原因となりそうな物を置かないように気を配りましょう。赤ちゃんは日々成長していますから、急に親御さんの予想を超えて遠くまで移動することがあります。なるべく赤ちゃんの見える位置で家事をするなどして、目を離さないように工夫しましょう。

赤ちゃんが自力で寝返りできないうちは、うつぶせ寝の状態で長く放っておくのは危険です。仰向けで寝かせるようにしましょう。

寝返り防止グッズ

赤ちゃんの寝返りは発達のために必要です。ずっと寝返りを防止するのはおすすめできません。しかし、パパやママがちょっと目を離さなければならないとき、赤ちゃんの安全のために短時間使うなら事故防止に役立つでしょう。

参考サイト
http://www.niph.go.jp/soshiki/shogai/jikoboshi/index.html
http://a923ht.com/akatyannegaeri/index.html

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