大人向け絵本の紹介6冊目です。
いわさきちひろの絵は優しく柔らかな印象で、特に子供の絵に惹きつけられます。いわさきちひろは有名な絵本画家ですので、名前は知らずともその絵を見かけたことがあるという方は多いでしょう。
この本は、いわさきちひろの絵と書家で詩人の相田みつをの詩を合わせた詩画集です。命の大切さ、それぞれの人間の違いや個性を認め合うことの大切さが、相田みつをの詩から伝わってきます。いわさきちひろの描く子供の純真な目にも心打たれます。
この本は「親子の心をつなぐ絆シリーズ」の第二弾だそうです。赤ちゃんがあどけなく眠る姿、お母さんに抱きつく仕草の愛らしさに切ないような気持になります。
特に、子育て中のお母さんにおすすめの絵本です。
※『みんなほんもの』相田みつを(書と詩)、いわさきちひろ(絵)、ダイヤモンド社、2008年