赤ちゃんが入浴を嫌がって泣いたり、2〜3歳の子がお風呂を嫌って入りたがらなかったりするのはよくあることです。何か原因があって嫌がっているのですから、お子さんがお風呂を嫌がる理由について考えてみましょう。
パパやママとスキンシップする、楽しい入浴タイムにしたいですね。
赤ちゃんの入浴
入浴は体力を消耗するものです。赤ちゃんの入浴は長くても15分以内にしましょう。お湯は39度くらいにします。冬は湯が冷めやすくなりますから調節しましょう。湯が熱すぎると嫌がって赤ちゃんが泣くことがあります。
赤ちゃんはどんどん大きく、重くなっていきますから、ベビーバスを使うのは生後4ヵ月くらいまでです。赤ちゃんが外気に触れて驚かないように、ガーゼなどを胸からお腹にかけて、優しく洗ってあげましょう。生後4ヵ月にもなったら、大人と一緒にお風呂に入って大丈夫です。お座りできるようになったり、タッチできるようになっても、赤ちゃんから目を離さないように気を付けましょう。
子供が入浴を嫌がる場合
1〜2歳になってお風呂を嫌がるようになる子もいます。特に2歳は第一次反抗期。自己主張を始める時期です。遊びに夢中になっているときにお風呂に誘っても「イヤ!」という返事が返ってきます。子供の意思を尊重して遊びの区切りがいいときにお風呂に誘いましょう。子供が眠い時間帯は避けるようにします。
入浴を嫌がるなら、何か理由がないか考えてみましょう。お湯が熱すぎないか、髪や顔を洗うときに泡が目に入っていないか、気を配りましょう。耳にもお湯が入らないように気を付けて洗うようにします。いきなりお湯をかけるとびっくりしますので、ひと声かけてからお湯をかけるようにしましょう。お気に入りのおもちゃ(お風呂用)を持たせて気をそらし、その間にお子さんの体や髪を洗う方法もあります。
ママ一人で赤ちゃんを入浴させる場合
赤ちゃんを入浴させる際、配偶者や祖父母の手助けを得られれば幸いですが、一人で赤ちゃんを入浴させる必要があることも多いでしょう。まず、入浴前に赤ちゃんの着替えやバスタオルの準備を済ませておきましょう。ベビーオイルや綿棒、くしなど、必要な物はすべて準備しておきます。エアコンで室内の温度を快適にしておきましょう。
赤ちゃんをラックなどの安全な場所に寝かせてママが先にお風呂に入ります。ママが体を洗い終わったら赤ちゃんを洗い、先に赤ちゃんを拭いて寝かせます。ママもサッと服を着て赤ちゃんに服を着せましょう。
赤ちゃんが寝返りするまではベビーベッドに寝かせてその間にママが入浴することもできます。脱衣所にベビーチェアを準備してそこで赤ちゃんを待たせるのも良いでしょう。広いお風呂ならマットを敷いて、ママが体を洗う間赤ちゃんにおもちゃを持たせて待たせる方法もあります。
いずれにしろ、赤ちゃんが大きくなるまでは、なかなかゆっくり入浴できないものです。なるべく赤ちゃんから目を離さず、短時間で済ませる必要があります。パパが休日の日はパパに赤ちゃんを任せて、ママが一人でゆっくり入浴できる日も作ってあげたいですね。
【参考文献】
『たまひよ新・基本シリーズ 育児の困った!解決Q&A』ひよこクラブ編、ベネッセコーポレーション、2007年