便利屋の行う引越しとは、家具や道具などを新しい家に移動することをいいます。
①こんな時に便利屋に単身引越しの依頼ができます。
・単身赴任の引越し
・ワンルームの引越し
②単身引越しの価格の概要
引越しは部屋や家の広さなどによって価格は異なりますので、一般的に見積りを取っての決定となります。
また、簡単な引越しの手伝いなどは時間給制を取っている便利屋も多くあります。
③価格の目安
例えば、梱包をするかしないかなど、どこまでの作業を便利屋に頼むかによって価格は大きく変わります。
基本的には作業時間+車両費+出張費が料金となる場合が多いです。
時間給は地域によって違いますが、
2,500円〜4,000円/時間が相場です。
(都心部に近いほど価格は高くなります)
④価格の具体例
30,000円 (単身引越し・1DK・30km)
(※東京の便利屋の例)
⑤単身引越しサービス例
・仕分け
・梱包
・ハウスクリーニング
・搬出、搬入
・脱臭
・害虫駆除
・破損箇所のリフォーム
⑥単身引越しを依頼する際の注意点
・見積りを取る(できれば複数)
・隣近所への挨拶(トラックや作業員が頻繁に出入りするため)
・不用品やゴミの引き取りは可能か。(清掃の後は必ずゴミが出ます)
・貴重品を置いておかない(紛失・盗難防止)
・作業時の立ち会い(家財の破損防止、紛失・盗難防止、作業度合いの確認など)
・作業後のチェック(家財の破損防止、紛失・盗難防止など)
コラム 〜 村上春樹さんの引っ越し
作家の村上春樹さんは、自他共に認める引っ越しマニアだそうですが、引っ越しをする度にリセットできることがメリットだと自身のエッセイなどで述べています。現在は、国内(おそらく神奈川県)に居を構えて執筆をされているようで、引っ越しに関する作品はあまりないですが、以前は海外に住んでいたこともあり、その時のエッセイがたいへんおもしろいのでオススメです。
☆アメリカ、ギリシャ、イタリア、イギリスも同じ
村上春樹さんは、旅行と言うよりも、その国に住んでしまうのがすごいところです。もちろん、奥様も一緒ですが、その思い切りの良さにはうらやましいものがあります。特に、ギリシャに滞在していた時の著書に「遠い太鼓」というエッセイがありますが、長く滞在しているからこそ分かる、その国の良いところや悪いところが涼しげに描かれています。村上春樹さんは、滞在したどの国のことも過剰に絶賛したり、悪口を言ったりすることなく、自分という中立な立場からクールな(たまに皮肉な)視点から書いているので、淡々としているのですが、それがかえって読んでいても心地いいのです。
☆引っ越しマニアの存在
世には、引っ越しを繰り返す「引っ越しマニア」と呼ばれる人が存在していると言います。新しい土地で新しい生活ができる、あのスタートを切る時の気持ちがクセになって、今住んでいる場所が飽きてしまうと、新しい物件を探してしまうそうです。ずっと同じところに住み、同じ人と、同じ仕事を繰り返していると、たしかに何らかのカタチでストレス発散したくなるのは分かります。村上春樹さんも含めた「引っ越しマニア」は、ストレス発散の一つのカタチを提案しているのかもしれません。ただし、引っ越しを繰り返せば繰り返すほど、「引っ越し貧乏」にもなりかねませんので、注意しましょう。