便利屋サービスの墓掃除とは、墓地まで出向きお墓を掃除、献花などをすることをいいます。
墓掃除料金の概要
通例、墓地までの出張料金、墓掃除、献花が便利屋の基本的なサービスで、これに墓石の研磨やひび割れ対策などが必要な場合はその料金が加算されます。
こんな時に便利屋へ墓掃除の依頼ができます
- 墓が遠方にありなかなか墓掃除に行けない
- 多忙でなかなか墓掃除に行けない
- 体調が悪くて墓掃除に行けない
- 高齢のため墓掃除に行けない
- 車がないので墓掃除にいけないなど
墓掃除の金額目安と価格相場
一般的な墓掃除の場合は5,000円〜15,000円程度の固定金額制を取っている便利屋がほとんどです。
ただし、遠方の場合や基本サービス以外のサービス(墓石のメンテナンスなど)を追加した場合は別途料金が加算されます。
また、駐車料金は別途の場合もあります。
料金を安くするポイントは、墓地近くの便利屋に依頼することでしょう。
墓掃除価格の具体例
墓掃除
お参り終了後の写真報告
(線香・花代含む)
10,000円(便利屋スタッフ1名)
(※東京の便利屋の例)
墓掃除のサービス例
- 墓掃除
- 草むしり
- 墓石研磨、クリーニング
- 墓石の傾き補正
- 墓石のひび割れ補正
- 随行サービス(車による送り迎えなど)
墓掃除を便利屋に依頼する際の注意点
- 墓地の所在地を明確に伝える(カーナビが感知しない僻地が多いため)
- 墓の位置を明確に伝える(何番目の階段を上がって右から3つ目など)
- 作業後の写真は必ず送ってもらう(作業の確認)
- 定期的に依頼する場合の料金(料金が下がる場合がある)
墓掃除コラム 〜 墓石の掃除マナー
お墓石を掃除するのは、お盆やお彼岸などの機会だけにとどまることが多いので、年に多くて2〜3回というところではないでしょうか?
しかし、お墓石は雨ざらしになっているため、コケやカビ、シミ、サビなど、様々な汚れが付着し、長期間放置されるため、なかなかそれらの汚れが落としにくくなっています。
大事な先祖、故人の魂が眠るお墓石だからこそ、正しいマナーを守って掃除をしましょう。
使ってはいけない洗剤
お墓石は、天然の石材を使用しています。付着する汚れの種類は、ほとんどが水垢やカビ、あるいは石材に含有される鉄分が染み出したサビなどが主なものになります。
でも、汚れがよく落ちるからと言って、家庭のキッチン用洗剤や住宅用洗剤をお墓石に使用することは、絶対にやめましょう。
家庭用・住宅用洗剤に含まれる界面活性剤や塩素系洗剤は、天然の石に対して使用すると、変色やシミの原因となってしまいます。ですから、お墓石を掃除するときは、水のみ、しつこい汚れにはお墓石専用の洗剤を利用するように心がけてください。
また、掃除をした後は、水分をお墓石の表面の残さないよう、乾いた布等で拭き取るようにしましょう。水分が表面に残っていると、せっかく掃除をしてもカビやコケの要因になりますので、注意が必要です。
汚れを増やさないために
お墓石を掃除したら、お供え物をして、お線香を立て、心を込めてお参りするかと思います。
ここで、汚れを増やしたり、近隣のお墓にご迷惑をかけたりしないように、いくつかのマナーを守りましょう。
まず、お供え物は、お供えをした後、速やかに持ち帰りましょう。お供え物が食べ物である場合、動物や鳥が食い荒らし、ゴミを散乱させる可能性があります。
また、火をつけたお線香は、必ず火が消えていることを確認してから帰るようにしましょう。
たまに、故人がお酒が好きだったからなどの理由で、墓石にお酒をかけたり、故人のためにジュースの缶をお供え代に置いたまま帰る人がいますが、アルコールはお墓石に対してダメージを与え、ジュースの缶がスチール缶の場合は、底が錆びて跡が残ってしまう場合がありますので、注意しましょう。
お墓石は、故人がやすらかに過ごす家です。お参りをする心が一番大切ですので、マナーをきちんと守って、お墓石をキレイに保つようにしましょう。