便利屋サービスの一軒家の片付けとは、家まるごと快適に生活できるよう片付けることをいいます。
一軒家の片付け料金の概要
一軒家の片付けは不用品の量や汚れ具合、そして広さなどによって価格は異なりますので、一般的に見積りを取っての決定となります。
こんな時に便利屋へ一軒家の片付けの依頼ができます
- 一軒家にある不用品を処分してほしい
- 一軒家をすべて掃除してほしい
- 家をすべて新築に近い状態までにしてほしい
- 故人の家を片付けてほしい
- ゴミで家中の足の踏み場がなくなった
- 家の外にまでモノが溢れ苦情が来た
- 使っていない大量の家財を処分したい
一軒家の片付けの金額目安と価格相場
不用品を処分する程度なら一軒家の片付けは処分費用に作業の時間給制を取っている便利屋がほとんどです。
しかし、大量の処分となると車両(トラック)も大きくなるため、かなり高額になります。
また、深夜の作業などは更に料金が上乗せされます。
時間給は地域によって違いますが、
2,500円〜4,000円/時間が相場です。
(都心部に近いほど価格は高くなります。)
一軒家の片付け価格の具体例
3DK 3年分の生活ゴミの処分
(家電製品含む)
380,000円(便利屋スタッフ4名/1日)
(※大阪の便利屋の例)
一軒家の片付けサービス例
- 掃除
- ワックスがけ
- ゴミの分別
- 不用品処分
- ハウスクリーニング
- 脱臭
- 害虫駆除
- 破損箇所の修繕
一軒家の片付けを依頼する際の注意点
- 見積りを取る(できれば複数)
- 隣近所への挨拶(トラックや作業員が頻繁に出入りするため)
- 不用品やゴミの引き取りは可能か(一軒家の片付けの後はゴミが出ます)
- 片付けの場所を明確に伝える(事前確認、プライバシーの保護など)
- クリーニングの度合いを明確に伝える(ガラス拭きやワックスがけまでなど)
- 貴重品を置いておかない(紛失・盗難防止)
- 作業時の立ち会い(家財の破損防止、紛失・盗難防止、クリーニングの度合いの確認など)
- 作業後のチェック(家財の破損防止、紛失・盗難防止など)
コラム 〜 故人の家の片付け
ある知人の祖母が、数年前に亡くなった時のお話です。
知人には叔母さんや叔父さんが5人おり、その中にお嫁に行かず独身のまま一人で一軒家に住んでいる叔母が、祖母の面倒などをほとんど見ていたそうです。(他の4人は皆県外に出てしまいました)
つまり、知人の叔母さんにとっては、大切な母親が亡くなったことになるワケですが、祖母が亡くなった後、祖母が一人で住んでいたこれも一軒家が誰も住む人がいなくなってしまいました。
知人は、自分の兄弟と共に、叔母さんや叔父さんに祖母が住んでいた一軒家が空いてしまっているので、早めに片付けた方がいいのでは?と促したそうです。
しかし、祖母の面倒を見ていた叔母さんは、祖母の一軒家を片付けることに断固反対。なぜなら、「おばあちゃんの魂はまだ生きているのだから、片付けたらかわいそう!」というのです。
アナタならどうしますか?
たしかに、叔母さんにとっておばあちゃんはたった一人の母親だったのですから、遺品を大切にしてあげたい、という気持ちはとても分かります。
しかし、叔母さん自身も70歳を超える寸前で、一軒家を一人で片付けてくれるとは考えがたく、もし、叔母さんが亡くなった時は一軒家が二軒分もがらんどうになってしまうことになります。
その二軒分を、誰が片付けるのか…?
「かわいそう」と言われてしまうと、なかなか片付けをしにくくなってしまうものですが、残された家にはたくさんの衣類、家具、書籍等々のものが使われずに放置されたままです。
想い出としてとっておくのか、遺族で協力して片付けるのか…
一軒家を片付けることの難しさ
一人暮らしであったと言えども、故人の一軒家を片付けることは、相当な体力が必要です。
中でも、ベッドやタンスなどの大型家具や冷蔵庫や洗濯機などの大型家電などの処分をしようと思うと、とても女性一人では一日かかっても片付けを終えることは難しいものです。
遺品を残しておくかどうかは、考え方次第ですが、一人ではどうにもならない規模のものに関しては、できるだけ周囲の意見を取り入れながら、迷惑をかけないようにするべきだと思います。
故人の一軒家を、亡くなったからと言って片付けることは、決して故人をないがしろにしているワケではありません。故人が亡くなった後も、まわりに迷惑をかけてしまうことで、良い噂をされなくなってしまえば、こんなに悲しいことはありません。
みんなが気持ちよく過ごせるように、言い出しづらいことこそ、きちんと話し合って決めたいものですね。