ゆで卵は、どうしても白身が殻にくっついてきれいにむけないことがあります。そんな時はイライラするし、食べる部分が減って、すごく損をしたような気分になってしまうものです。
しかし、ゆで卵の殻を簡単・きれいに、しかも4個同時にむくことができる方法があります。
10秒間振るだけ!
まず、通常通りにゆで卵を作ったら、タッパーなどの調理用密閉容器に水を3分の1ほど入れ、そこにゆで卵を4個入れます。しっかりとフタを閉めて約10秒振ってから取り出せば、殻がツルリと気持ちよくむけます。
うまくむけない原因は「膜」
ゆで卵の殻と白身の間には、薄い膜が付いています。この薄い皮が、卵をゆでた時に殻と白身とをくっつける接着剤のような役割を果たしているため、殻がむきづらくなるのです。
しかし、密閉容器の中で振ると、ゆで卵とゆで卵、あるいはゆで卵と容器の壁が激しくぶつかり合い、殻にヒビが入ります。このヒビから入り込む水と空気が白身と薄皮の中に入っていって、ツルリとむけるようになるというわけです。
空気が足りなかった?
筆者の場合、以前から、冷水を流しながらむくといいとか、ためた冷水の中でむくといいとか、いろいろな方法を聞き実践してきましたが、それでもなぜか必ずしも常にきれいにむけるというわけではありませんでした。
もしかしたら、それらの方法では空気が足りなかったのかもしれません。
まさに簡単で効率的
この、密閉容器に入れて振るという方法は、きれいにむけるということはもちろんですが、それを4個同時にやってしまえるというのもまた大きなメリットです。
これで、小さな殻のカケラが残っていたり、白身がたくさん殻にくっついて取れ、形が不格好になってしまったりする心配もありません。