食べきれずに残ったり、食べないうちに固くなってしまったりした食パン。実は、食べられなくなっても他の活用方法があるのです。
固くなったら脱臭剤に
古くなり、固くなってしまった食パンは、真っ黒になるまで焼いて砕けば、活性炭と同じく脱臭剤として使えます。
焦げたパンは、活性炭と同じように多孔質なので、小さな穴をあけたポリ袋や布の袋に入れて冷蔵庫の中などのニオイの気になる場所に置いておくだけで、いやなニオイをどんどん吸収してくれるというわけなのです。
うっかり食パンをトーストしずぎて黒こげにしてしまっても、さらに焼いて脱臭剤として使ってしまえばいいのです。
服の泥はねをきれいに取る
服の泥はねは、急いで落とそうとすると余計に汚れてしまうものです。
まず完全に乾かしてから洋服ブラシでブラッシングし、布の裏側から指ではじいて落とせば通常は落ちますが、それでも取れない細かい泥は、食べ残した食パンの白い部分を丸めてこすればきれいに落ちます。パンの柔らかいところが粘土の代わりになるというわけです。
漬物作りに
サンドイッチなどを作るときに切って余ったパンの耳がたくさんあったら、漬物作りに再利用しましょう。
パンのぬか床の作り方は次の通りです。
- パンの耳をさいの目切りにし、これに、普通のぬか床と同じくらいの柔らかさになるように量を調節しながらビールを加えます。
- ビールの量の1割くらいの塩を加えて混ぜ合わせれば完成です。
このぬか床に野菜を漬け込み、野菜の水分が出てきたらこまめに取ってビールやパンの耳を加えます。
デッサンにも
ちなみに筆者は学生時代、デッサンをする際の消しゴム代わりに食パンを使っていました。
以上のように、食べられなくなったり余ったりしても、ムダにしない使い方はたくさんあるのです。