不要なモノを取り除き、必要なモノだけに絞り込まれた空間にはゆとりが生まれてきます。
それによって澱んだ空気がなくなり、風通しがよくなった感覚を味わうことができます。
この感覚が、物事や人間関係などにも軽やかで良い流れをもたらし、さらにどんどん良い循環へと私たちを導いていってくれるのです。
自分自身が主役である生活へ
ゴミ置き場のような空間で生活していると、モノの量や質に対する意識がほとんどなくなってしまいますが、要るモノと要らないモノの分類・選択ができるようになると、潔さや思い切りの良さが身につき、これらが実生活のさまざまな場面でも生かされていくようになります。
また、必要最低量のモノだけで暮らすことが機能美を生み、呼吸する空間を確保できるということを知ることによって、モノが主役ではなく自分自身が主役である生活に変えていくことができます。
物事の好転で自分を好きになれる
不要なモノを捨てることによって起こる「いいこと」は人それぞれですが、「モノのありかが明確になったことで探す必要がなくなった」「家事がしやすくなった」「無駄遣いをしなくなり貯金するようになった」などの物質的な好転だけではなく、モノの維持管理に費やしていたエネルギーを別の楽しいことをする時間に回せるようになったおかげで人間関係が良くなったり、ホコリや汚れを取り除いたおかげで健康になったり、あるいは、やればできるのだという自信が生まれたりというような、自分自身の変化につながっていくことにも期待できるのです。
すぐにできることから始めてみる
形から入るというのも時には大切かもしれません。
最近何もかもがうまくいかないと感じた時は、まず身の回りのゴミを捨てるところから始めてみれば、きっと何らかの変化が訪れることでしょう。