シャーロット・ゾロトウはアメリカ出身で、子供の本の作家・編集者として功績を残し、著作は70冊を超えています。

日本ではそれほど有名な作家ではありませんが、質が高く、長く愛される価値がある絵本が多くあります。

今回は、その中からおすすめの絵本を10冊ご紹介します。

なかなおり

なかなおり(シャーロット・ゾロトウ 文、アーノルド・ローベル 絵、精興社、2008年)

なかなおり(シャーロット・ゾロトウ 文、アーノルド・ローベル 絵、精興社、2008年)

シャーロット ゾロトウ
8,640円(10/19 02:27時点)
発売日: 2008/03/11
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とても興味深い絵本です。
この絵本は、意地悪の連鎖・悪循環は些細なきっかけで起こること、その逆に、優しさの連鎖も些細なきっかけから起こることを教えてくれます。
子供たちには、素直に謝ると気持ちがいいよ、と教えてくれます。
この絵本を読んで思うことは、意地悪の連鎖を断ち切れる人間でありたいということです。優しさが、人から人へと広がっていったら素敵ですね。

いつかはきっと…

日常の些細なことから将来のことまで、女の子は「いつかは、こうなるといいなあ」という望みをたくさん持っています。この絵本では「SOMEDAY」(いつかは)ああなりたい、こうなりたい、と実現可能な夢から不思議な夢物語のような願いまで色々描いています。
希望に輝く、女の子の元気いっぱいの姿が素敵です。子供らしい、とても美しい時期だと思います。

ねえさんといもうと

ここに登場する「ねえさん」は、姉としての責任感で一生懸命妹の世話をしてくれるしっかり者です。妹はそんな姉に頼りきりでしたが、いつしか妹に自立心が芽生えて、二人の関係に変化が起きます。
世の中には、いろんな姉妹の形があるでしょう。姉といっても幾つか年上なだけで、子供であることに変わりはありません。
この絵本を読むと、愛おしいような、切ないような気持になります。特に、お姉ちゃんと妹へおすすめの絵本です。繊細で優しい絵がよく文章に合っています。

かぜはどこへいくの

かぜは どこへいくの(シャーロット・ゾロトウ 文、ハワード・ノッツ 絵、偕成社、1981年)

かぜは どこへいくの(シャーロット・ゾロトウ 文、ハワード・ノッツ 絵、偕成社、1981年)

シャーロット・ゾロトウ
1,100円(10/19 02:27時点)
発売日: 1981/04/01
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昼や夜、雨や風、四季などに対する、子供の素朴な疑問に母親が優しく答えていきます。母親は、おしまいになってしまうものは何もないこと。別の場所で、別の形で始まることを子供に教え、安心させます。
哲学的ですが、子供に分かりやすく、不思議な安堵感が得られるお話です。子供の質問にこんなふうに答えてあげられたら素敵だと思います。繊細な鉛筆画が、文章を引き立てています。

おとうさん

おとうさん(シャーロット・ゾロトウ 文、ベン・シェクター 絵、童話屋、2009年)

おとうさん(シャーロット・ゾロトウ 文、ベン・シェクター 絵、童話屋、2009年)

シャーロット ゾロトウ
1,485円(10/19 02:27時点)
発売日: 2009/04/01
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この絵本で登場する「ぼく」は、父親を知りません。でも、もし生きていたら、こんな父さんだと話し出します。
「ぼく」が困ったときは、呼ばなくても助けに来てくれて、いつまでも話を聞いてくれて、いつでも「ぼく」の味方をしてくれる……。理想的で、具体的で、いろんな願望が詰まった父親像です。
「ぼく」から父親を奪った戦争というものについても、考えさせられます。

こうえんのいちにち

母親が、「公園」を知らない田舎の男の子に、「公園」とはどんなところか話し始めます。
公園を利用する老若男女、いろんな立場の人々、子供達……。公園の朝から晩まで、一日を通して情景を細やかに描くことで、そこで過ごす色々な人々の生活が浮かび上がってきます。
特別なことは起きませんが、人々の当たり前の日々の営みが感じられて、不思議な安堵感が得られる絵本です。

おばあちゃんとわたし

シンプルな内容ですが、とても心に沁みるお話です。
近所に心優しい一人暮らしのおばあちゃんがいて、「わたし」にいつも笑顔で接してくれます。庭で育てたお花をくれたり、ケーキを焼いてくれたり、登下校中の「わたし」に笑顔で手を振ってくれます。「わたし」とおばあちゃんはとても良い関係で、だからこそ、「わたし」は年を取ることに肯定的です。
もし、近所にこんな素敵なおばあちゃんが住んでいたら、それはとても幸せなことだと思います。

うさぎさん てつだってほしいの

特に大きな事件が起こるわけではなく、穏やかな一日が描かれているだけなのに、とても印象に残る絵本です。女の子が母親に渡すプレゼント選びを「うさぎさん」に相談します。母親は最後まで登場しませんが、女の子と「うさぎさん」とのやりとりから、女の子が母親と深い愛情で結ばれていることが読み取れます。
モーリス・センダックの描く美しい情景が、物語をより魅力的なものにしています。

うさぎのだいじなみつけもの

心温まる、愛の物語です。
ある日うさぎは、静まり返った森の中で、ひとりぼっち。同じうさぎの仲間が欲しくなります。ふくろうが言った「イースターはうさぎだらけ」という言葉の「イースター」を場所のことだと勘違いして、その場所を探す旅に出かけます。
さて、うさぎが探し求めるものは見つかるのでしょうか?。
ヘレン・クレイグの描く森の情景が美しく、眺めているだけでため息が出ます。絵の中に隠された遊び心にも注目です。

はるになったら

小さなお姉ちゃんが、小さな弟に語りかける内容です。
弟に対する純粋で、率直な、溢れるような愛情が感じられる語りかけです。その言葉の数々に耳を傾けていると、愛の本質について考えさせられます。
ガース・ウィリアムズの描く女の子の慈愛に満ちた眼差しが印象的で、心に残ります。
時々読み返したくなる、心温まる絵本です。

編集後記

シャーロット・ゾロトウの絵本は派手ではありませんが、じんわり心に響き、いつまでもいつまでも心に残る内容です。
子供ならではの感情や感覚の表現に優れ、子供の心に直接響く内容です。大人が読むと、子供の頃を思い出して懐かしくなります。
何度でも読み返したくなる味わい深い絵本ばかりですので、是非手に取って読んでみて下さい。

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