幼稚園や保育園に通うお子さんがいるご家庭では、夜、お子さんたちをどんな風に寝かしつけているのでしょうか。
すぐに眠ってくれる手のかからないお子さんもいれば、毎日なかなか眠ってくれず、親御さんが大変な思いをされているお子さんもあるでしょう。
今回は、上手な寝かしつけの方法についてご紹介します。
基本的なルールを決めよう
成長ホルモンが分泌されるのが午後10時から午前2時といいますから、この時間帯より前にお子さんを寝かしつけしましょう。
例えば、子供達が寝る時間を毎日9時なら9時と決めてしまいます。ご家庭によって都合の良い時間は異なってくるでしょうから、多少前後しても構いません。お子さんの健康のためにも、なるべく遅くない時間に寝かしつけしてあげたいものです。
テレビの音声がうるさかったり、部屋が明るいと眠れませんから、寝る時間になったら照明を落としてしまいます。
朝は早起きさせ、日中は適度な運動をさせるよう心がけましょう。子供は外遊びが大好きです。昼寝をさせる場合は、時間が夕方にずれ込むと夜眠れなくなりますから、早い時間に寝かせましょう。3〜4歳にもなると、お昼寝なしで夜まで起きていられる子も多くなります。
寝る時間が近づいたら、歯磨き、トイレ、絵本の読み聞かせなど、毎日の行動パターンを決めて習慣にすると、子供は寝付きやすくなります。
親子の大事なコミュニケーションの時間
親御さんが仕事や家事などで忙しく、時間に追われてイライラしていると、その気持ちがお子さんに伝わってしまいますので注意しましょう。イライラして寝かしつけしても逆効果です。お子さんを寝かしつける時は、「親子の大事なコミュニケーションの時間」と思って、どんなに忙しくても気持ちを切り替えるよう心がけましょう。
家事が終わっていなくても、一旦は諦め、開き直る心の余裕が欲しいものです。リラックスして楽しい時間にしようと思うと、案外子供はすんなり寝てくれます。お子さんの好きな絵本を読んであげるのもいいですし、「桃太郎」や「浦島太郎」などの童話を話してあげるのも良いでしょう。幼い子なら子守唄も喜びます。その日にあった楽しいことなどの話をするのも良いでしょう。
子供が安心して、気持ち良く寝つけるようにしてあげたいものです。
色々試してみよう
子供の寝つき安さは個人差が大きいものです。兄弟姉妹でも全然違うタイプだったりします。寝かしつけの方法はひとつではありません。寝かしつけに苦労されている親御さんは、自分のお子さんに合う方法を、いろいろ試して探してみましょう。例えば、「早く寝ないとおばけが出てくるよ」なんて言ってみるのも一つの方法です(あんまり怖がるようならおすすめしません)。
寒い冬は、布団を先に温めておくなど、快適に眠れる工夫をすると、子供は寝付きやすくなります。逆に夏は暑すぎないか、服を着せすぎていないかなど、気を配りましょう。
【参考サイト】
参考文献
※熊本日日新聞平成26年2月28日朝刊「子どもの寝かしつけ うまくいく方法を教えて!」