近年、未就学児や小学校低学年など、低年齢で近視になる子供の数が増えています。
子どもメガネ
子供の正常な目の発達には、視力の異常に早く気付いてあげる必要があります。今回は、子供の近視と眼鏡選びについてまとめました。

目が悪い子供が増えている?

近年、裸眼視力が1.0未満の割合が小学校で約30%にも上ると言われています。眼鏡が必要な視力0.3未満の子供は幼稚園で約0.6%、小学校では約8%になります。視力が悪い子供は年々増加傾向にあるようです。
近視は都市型の近代国家に多いのが特徴です。毎日の生活で近くを見る作業が中心になるため、近視が増えると言われています。

近視と仮性近視

近視には、近視と仮性近視の2つがあります。仮性近視は長時間のゲームや読書などで目を酷使したことで、一時的にピント合わせの機能が失われ視力が低下した状態のことです。今後の近視の進行には遺伝と環境の両方が影響します。
両親ともに近視がある子供は7〜8倍近視になりやすいと言われています。一方、環境要因による近視は、日頃の生活習慣を見直すことで防ぐことができます。例えば次のようなことに気を付けましょう。

  1. 姿勢を正し、本は30㎝くらい離して読みましょう。
  2. 部屋の照明は明るすぎたり、暗すぎたりしないようにしましょう。机に向かうときは部屋の照明と一緒にスタンドを利用すると良いでしょう。
  3. 遠くを眺めると、目を休める効果があります。
  4. 読書やゲームなどを長時間続けると目に負担がかかります。1時間に5〜10分程度目を休ませる時間を取りましょう。

仮性近視の軽い場合は、生活習慣の改善やトレーニングなどで症状が改善する場合もあります。

視覚の発達時期は8歳まで

子供は生まれて1年ほどで両眼でものを見る働きが発達し、3歳になると半分以上の子供が1.0見えるようになります。多くの子は6歳には大人と同じ視力を獲得すると言われています。視力が発達するのは8歳くらいまでと言われており、この時期までに両眼を使ってしっかりものを見る機能を育てることが重要になります。斜視や遠視、近視、乱視など、目にトラブルを抱えていることに気付かないまま視覚の発達時期を過ぎてしまうと、治療が難しくなることがあります。乳幼児健診、3歳児健診などで目の異常を早く発見しましょう。
また、子供は目の異常を自分では教えてくれません。そのため、周りにいる大人が気付いてあげる必要があります。テレビを近くで見ていたり、首をかしげて物を見ていたり、本を読んだり字を書いたりするときに目を近づけているようなら要注意です。おかしいな、と思ったらすぐに眼科へ連れて行きましょう。

子供の眼鏡選びのポイント

小学校低学年など、低年齢で近視になった場合、管理が大変なコンタクトレンズより眼鏡がおすすめです。眼鏡店に行く前に、必ず眼科を受診してください。
走ったり転んだり、動きが激しい子供が使うものですから、丈夫で壊れにくいものを選びましょう。
子供の場合、度数が変わりやすかったり、レンズに傷がついてしまったりして長期間同じレンズを使えないことが多いので、そのことを念頭に選びましょう。傷防止には軽くて割れにくいプラスチックレンズや傷つき防止コートなどがあります。眼鏡をかけてみて、顔に合ったずれにくいものを選びましょう。
眼鏡を作る際に知っておきたいのが、子供の治療用の眼鏡は保険適用になるということです。ただし、9歳未満の子供が使用する「弱視、斜視、先天性白内障術後」等の治療に必要だと医師が判断し処方した眼鏡、およびコンタクトレンズに限られています。視力矯正用の眼鏡には適用されません。

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