5〜8月は年間でも紫外線に注意が必要な時期です。子供の日焼け対策はもちろん、お母さん方の日焼け対策も大切です。

子育て中は子供と一緒に外出したり、屋外で活動する機会も増えます。日中外で過ごす際の、ママと子供の紫外線対策についてまとめてみました。

紫外線が強いのはどんなとき?

有害な紫外線は、太陽から地球に届いて大気の中を通る間に、大部分が空気に吸収されたり散らばったりします。地上に届くのはその残りの一部です。地上に届く紫外線の強さは、太陽の高さや雲の量などの影響を受けて変化します。
真夏はもちろん紫外線が強いですが、気温がそれほど高くない5月も紫外線は強い時期です。6月は梅雨の時期で雲が多く、紫外線量は少し下がります。

注意したいのは標高の高い山に登るときや、海などの照り返しが強い場所に行くときです。高い山に登ると、自分の上にある空気の量が少なるので、その分浴びる紫外線量が増えます。標高が1000メートル高くなると、紫外線はおよそ10%増えることを知っておきましょう。
また、忘れてはいけないのが地面からはね返る紫外線です。紫外線の反射率はスキー場では80%、砂浜では25%、アスファルトでは10%にもなります。草や土は10%以下で、草原が最も反射率が小さくなります。
子供と一緒に外で過ごすときは、標高の高さや照り返しにも注意して対策を取りましょう。

体の中からも紫外線対策!

紫外線対策のために、帽子や日傘、日焼け止め、長袖の着用など、外側からケアに心がけるとともに、食生活にも気を配って内側からも体を守りましょう。
紫外線対策に有効なのは、抗酸化成分が含まれるビタミンA、C、Eです。

  • ビタミンAは、皮膚や粘膜の潤いを維持する働きがあります。多く含まれる食品はほうれん草、人参、かぼちゃなどです。
  • ビタミンCはシミを防ぐ効果があります。多く含まれる食品は赤ピーマン、ブロッコリー、じゃがいも、いちご、オレンジなどのかんきつ類です。
  • ビタミンEは、血行を良くして細胞の酸化を防ぐ働きがあります。多く含まれる食品はモロヘイヤ、うなぎ、アーモンドやピーナッツなどのナッツ類です。

子供の食事やおやつにこれらの食品を取り入れ、お母さんも一緒に紫外線対策に取り組みましょう。

目から入る紫外線にも注意

帽子や日傘を使い、日焼け止めをしていても、目から入る紫外線で肌が日焼けすることが分かっています。
それだけでなく、子供の頃から目に大量に紫外線を浴びると急速に目の老化が進み、比較的若いうちから白内障や老眼になる可能性があることが分かってきました。
紫外線が原因とされる眼疾患に「瞼裂班」というものがあります。眼の表面を覆う結膜のタンパクが変性し、黄色っぽく変色したり盛り上がったりする病気です。充血や局所的なドライアイの原因となり、放置すると結膜が黒目部分に覆いかぶさる「翼状片」という病気に繋がる恐れがあります。

対策にはつばの広い帽子や紫外線カットの眼鏡、サングラス、コンタクトレンズが有効です。ただし、眼鏡はレンズが小さかったり、つるが細かったりすると、顔と眼鏡の隙間から紫外線が入り込んでしまいます。また、サングラスも色が濃すぎるものは視界が暗くなるために瞳孔が大きく開き、側面からの紫外線が水晶体にダメージを与える可能性があります。紫外線対策として眼鏡やサングラスを利用する場合は、これらのことを考慮して選ぶようにしましょう。
子供の頃から帽子や日焼け止めでしっかり紫外線対策をし、予防に努めることが大切です。

【参考文献】
※熊本日日新聞
平成27年4月3日総合版「小児期から紫外線対策を」
平成27年5月17日総合版「紫外線 目に見えない太陽の光」
平成27年5月19日総合版「ランニング 紫外線対策を」
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