和室の主役は畳だけではありません。
和室は柱や土壁、そして障子などがあってこその和室です。
めんどうなイメージのある和室掃除ですが、畳以外の場所も掃除して、キレイな和室を手に入れましょう。

障子の黄ばみを改善

障子の問題点は、「張り替えのメンテナンスがめんどう」ということです。
障子は、古くなるとだんだん黄ばんできます。
また、ちょっとした拍子に破れてしまいます。

障子の張り替えはめんどうな作業なので、なるべくならしたくありませんよね?
破れてしまっては、張り替えなければどうにもならないので諦めがつきますが、問題は黄ばんでしまった障子の張り替えです。

お酢で改善

障子を張り替えないでも、この黄ばみをどうにかしたいと思ったことがあると思います。
ですが、この障子の黄ばみはあるもので解消できるのです。
それはお酢です。

水で薄めたお酢をスプレーすると、黄ばみが消えることがあるようです。
まずは、目立たない場所で確認して試してみるといいと思います。

大根おろしのしぼり汁でも可能

お酢はにおいが気になると言う方は、大根おろしのしぼり汁を障子に塗ってください。
見違えるほど白くなり、その上とても丈夫になるようです。

大根にはジアスターゼという成分が含まれており、このジアスターゼと障子紙に含まれているリグニンという成分と反応して、障子の黄ばみを戻す効果があるようです。

ジアスターゼは大根の根っこの部分に多く含まれているようなので、根っこを使うといいと思います。

張替えはアイロンを使って

障子の張替えを経験したことがある人なら、なかなかピンとうまくいかないと悩んだことがあると思います。
そんな時は、アイロン障子紙を使うと良いでしょう。

いちいち糊を付ける必要がなく、まんべんなくピッタリと張り合わせることができるので、障子紙の張替え初心者の人でも気軽に挑戦できますよ。

剥がれ始めてしまった土壁を改善

土壁は、古くなると表面が剥がれてきてしまって、畳の上がザラザラになってしまうことがあります。
これを剥がれにくくするには、10倍に薄めた木工用ボンドを霧吹きでつけるようにすると、良いそうです。

柱の黒ずみを改善

柱がピカピカなのは、なんだかいいものですよね。
柱の白木部分の日常の手入れは、乾拭きが基本です。

柱が黒ずんでしまっている場合は、酢水や米のとぎ汁を使うといいでしょう。
方法は、米のとぎ汁などに雑巾を浸し、それをしっかり絞って柱を拭いていきます。
その後、乾拭きをして水分をとります。

意外と簡単な方法でキレイになることがあるので、ぜひ試してみてください。
日本人なのに、意外と知らなかった和室の掃除。
洋室の生活は確かにラクではありますが、日本人なのですから和室の存在も忘れずに、キレイな和室を心がけたいものですね。

【参考サイト】
冬に大活躍!意外と知らない和室のお掃除方法 / 1月のお悩み お掃除のお悩み相談室|R.STYLE(リンナイスタイル)
http://www.rinnai-style.jp/info/cleaning/advice/12/
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