下駄箱の困った点で思い浮かぶのは、「湿気とにおい」、「靴についてくる泥や砂の汚れ」、でしょうか。
これらを取ったり防いだりすることが、下駄箱掃除のポイントです。
まずは、下駄箱の中のくつをすべて取り出しましょう。その際、もういらない靴は処分してしまいましょう。
仕切り板が外せるのであれば外しておきます。下駄箱の中がからっぽになったら掃除機やほうき、ちりとりなどを使って中の砂やホコリを取り除きます。
次に、固く絞った雑巾やスポンジで中をふいていきます。
靴箱の汚れは砂や泥など、油汚れが含まれていないので水でじゅうぶん落とすことができますが、汚れがひどいときなど、洗剤を使う場合は、少量を使ったり、水で薄めたりして使いましょう。
その場合は、住宅用洗剤を雑巾やスポンジにしみこませて、ふき掃除をします。
その後、水ぶきで洗剤を落とし、最後にからぶきで水分を取っていきます。
水に重曹を溶かしたもの(水200ccに大さじ1)を洗剤の代わりに使うこともできます。除菌をしたい方は仕上げにエタノールを使ってふき掃除をしてもかまいません。
仕切り板も同じようにふき、下駄箱の扉や外側もふいていきます。
外側はからぶきやお湯に浸して固く絞った雑巾でふきましょう。お湯を使うと、早く乾きます。
最後に仕切り板を戻し、扉を開けて、下駄箱の中を乾かします。
仕切り板は別に立てかけて干してから戻してもよいでしょう。よく乾かすことで、においやかびの原因となる湿気を防げます。
さて、下駄箱が乾いたら靴を戻すのですが、このときに汚れや湿気を防ぐ工夫をすることで、次回の掃除がうんとらくになります。
仕切り板の上、つまり靴が乗る部分に新聞紙やいらないカレンダーを敷きましょう。
新聞紙は湿気を吸い取ってくれますし、仕切り板が直接汚れるのを防げます。紙が汚れたら、その都度取り替えましょう。
また、市販の消臭シート、除湿シートや乾燥材がドラッグストアや100円ショップで手に入りますので、それを下駄箱に入れておくのもよいでしょう。
重曹や洗濯用の粉末洗剤も消臭剤として使えます。重曹は粉を2分の1カップほど、ジャムなどの空き瓶に入れ、ふたをしないでそのまま下駄箱に入れておきます。
住宅用洗剤も同じくらいの量を入れておき、2〜3か月ほど(粉が湿って固まってきたら)で交換します。
これらのよいところは、消臭剤として使い終わった後も、掃除や洗濯に使えるところです。
竹炭や備長炭も消臭、除湿の効果があります。履いたくつをしまう際も、すぐにはしまわず、1日置いて、靴の中を乾燥させてから下駄箱にしまうことでにおいや湿気を防ぐことができます。
下駄箱の掃除頻度は年に1、2回。汚れやにおいがひどい場合は必要に応じて掃除しましょう。
参考サイト
http://nanapi.jp/70674/
http://www.rinnai-style.jp/info/cleaning/advice/13
http://osoujimaster.web.fc2.com/index/getabako.html
http://ecoseikatsu.net/genkan.html