玄関のくつを脱ぎ履きする床を、「たたき」と言います。この「たたき」、外から持ち込む泥やホコリでだんだん曇って、あっという間に汚れてきますよね。
どんなに忙しくとも、せめて2〜3週に1度は掃除をしたいものです。
掃除はいたってかんたん。くつを下駄箱にしまったら、掃除機やほうきとちりとりを使って大きなゴミを取り除いていきます。
大きなゴミがなくなったら、細かいゴミを取り除いていきましょう。
新聞紙をちぎって水にぬらし、床一面にまいて、新聞ごとほうきでゴミを掃除します。乾いた新聞紙で拭き掃除をするようにふくのもよいでしょう。
重曹がある場合は、新聞紙の代わりにまき、ぬらしたスポンジでこすると汚れが取れていきます。重曹や新聞紙がなくても、固く絞った雑巾でふいてもじゅうぶん汚れは落ちます。
ホコリは水溶性なので水で落ちるためです。
ただし、床の素材が天然石やコンクリートの場合は気をつける必要があります。
天然石は酸性のもの(クエン酸やお酢)で痛み、コンクリートは水分を吸いこむ性質があるので、気になる場合は床の隅など目立たないところでヘアカラーのパッチテストのように試してみるのがよいでしょう。
これらの素材の場合は、掃除機やほうき・ちりとりを使ったり、固く絞った雑巾や乾いた布でふきましょう。
掃除が終わったら、出すくつも整理しましょう。
一人暮らしであれば、休みの日に買い出しなどふらりと外に出るとき用の「つっかけ」(履きなれたくつ)、出勤用のくつ(革靴、パンプス)プライベート用のくつ(スニーカー、バレーシューズ)の3足に限定するだけでも、すっきりして見えます。