子供がおもちゃを片付けない。子供部屋は足の踏み場がないほど散らかっている。
毎日「片付けなさい」と言うのに疲れた。こんな悩みを持っているお母さんは多いでしょう。
今回は、「子供に自主的に片付けをしてほしい!」という願いを叶えるために、親ができることをまとめました。
子供にもできる、簡単な収納を目指そう
子供が小さければ小さいほど、細かい分類や手間のかかる「お片付け」はできないと肝に銘じましょう。
まず、現在の収納方法が、子供にとってやりにくい方法ではないかチェックしてみてください。重たいボックスや開けにくい収納ケースではないか、子供の手の届かない位置に置いていないか、分類が細かすぎて難しくないか確認します。
おすすめは子供でも持てる、軽くて大きめのカゴやボックスに入れる方法です。分類は細かくせず、ぬいぐるみ、ブロック、おままごとセットなど、あえて大雑把に分けます。「これはどこに入れるんだろう?」と子供が悩む必要がないくらい分かりやすくすることが大切です。
引き出しに収納する場合は、おもちゃを入れすぎてうまく開かないなんてことがないように、八分目程度に入れるようにしましょう。
お片付けの敵は「出し入れしにくい」「場所が分からない」の2つです。面倒だと思ったらどんどん散らかっていきますので、収納を簡単にすることがお片付け上手に繋がります。
自分のテリトリーを意識させよう
子供部屋がなく、リビングで一緒に過ごしていた頃は全然片付けてくれなかったけれど、子供部屋を作ったら自分で片付けるようになったという話もあります。自分の私物、自分の空間というテリトリー意識が働くためかもしれません。
特に、小学生になって友達を家に呼ぶようになると、ある程度自主的に片付けるようになるようです。
就学前の子供でも、「ここはあなたの持ち物を置く場所だよ」と子供と約束して、自分のスペースを自覚させると収納場所を覚えてくれます。お片付けができたらいっぱい褒めてあげましょう。
なかなか自主的に片付けてくれない場合は、ちょっとしたご褒美を用意するという方法もあります。例えば、お片付けできたら「おやつ食べようね」とか、「公園に遊びに行こうね」など、親が負担に感じない程度のご褒美を用意すると、お片付けが習慣づきます。
おもちゃを処分するタイミングは?
多くのご家庭で悩むのが、おもちゃを処分するタイミングです。子供本人に確認すると大抵「まだ遊ぶ!」という返事が返ってきます。しかし、子供用品はどんどん増えていきますし、成長とともに使わないものも増えていきます。
そこでおすすめなのが、子供が使っていないおもちゃをピックアップして押入れなどに隠す方法です。半年~1年様子を見て、その期間に「あのおもちゃはどこ?」と子供が言い出さなかったら、もう存在を忘れている可能性が高いです。処分するなりリサイクルに出すなりしましょう。
ある程度子供が大きくなって物事が理解できるようになったら、親子で使わないおもちゃを選んで、リサイクルショップやフリーマーケットで売り、その売上金で別のおもちゃや子供用品を買ってもいいですね。子供の金銭感覚を養う貴重な経験になると思います。