京都の町家『喜泉堂』で暮らし始めて、1年が過ぎました。
昨年は夏の猛暑に冬の極寒と、京都生活の洗礼を受けたわけですが、今年はいまのところ快適です♪
中庭の木々たちも夏に向けて葉が勢い良く伸びてきて、そろそろ手入れしなければいけません。
さて、1年の生活の後、京町家の部屋はどのように変化したのでしょうか?
その片付き度合は
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一年後の居間の写真です。
一年経っても、変わっていませんね〜。
こちらは日本古来からの癒し空間。床の間です。
ちょっと生活感が無い?
でも、襖を開けると・・・
実は、普段はこの襖は開いています。
すぐにモノを取り出たり置いたりできるので、楽ですよね。
どこに何があるか見えて、収納も合理的です。
そして、築100年にもなろうかという京町家は、いたるところに隙間があります(笑)
その隙間を有効活用して、見えない配線収納です。
こちらが電源センター。パソコンの電源や、携帯電話の充電もここでします。
雨の日には、こんな使い方も・・・
ちょっと気分を引き締めたかったり、「ピンポーン」とお客さんがやってきたら!
「ピシャ」っと、0.1秒で片付け完了〜。
ちなみにルルドマッサージクッションは、京都に来てから増えたものです。
閉まってしまうと使わなくなってしまうので、これは出してあります。
そしてルルドと相性バツグンの無印良品のソファクッション(別名、「ひとを駄目にするクッション」)
この二つの組み合わせは、まさに神!!
素晴いですよ。
ところで、我が家はふたりとも面倒くさがり屋ですので、片付けとか掃除とかあまりしません。
(全然…かな…^^;)
で、どうしてこのような状態がキープできているかというと、単純に「モノを増やさない」からでしょう。
(余計な)モノの無い快適な暮らしを体験してしまうと、もう元には戻れません;;;
だから、どこに知恵を使っているかどいうと、『どうしたら余計なモノが入ってこないか』という部分です。
買い物はエコバック。
情報管理は、iPadです。
Gmail、エバーノート、ドロップボックスなどのクラウドサービスを利用しているので、いつでもどこでも必要な情報が取り出せます。
紙類や写真、ビデオなどは、iPadの中に。
そうすると、収納スペースや管理が不要になるだけでなく、検索すれば必要な情報が瞬時に取り出せるというメリットがあります。
片付けが苦手だったり片付けをしたくない人は、「どうしたら片付けられるのだろう?」と考えるよりも、
「どうしたら片付けなくて済むだろう?」と知恵を絞ったほうが、楽しくて良いかもしれませんね。
片付け・整理整頓術は、あくまでも「戦術」です。これは、そうなってしまった際の対処法です。
それに対して、「戦略」とは、戦いを略すること。つまり、戦う必要がないようにすることです。
できるかぎり片付けなくても良いように対策をすることですね。
快適な生活空間は、住んでいる部屋と居住者の生活パターンの組み合わせですから、決まりきった回答はありませんので、自分で見つけ出すしかありません。
でも、同じ労力を払うなら、片付け術を身につけるよりも、片付けなくても良い生活環境作りに知恵を絞ったほうが、効率が良いように思います。
同様に、お金を使うにしても、散らかった部屋の片付けを業者に依頼するよりも、
散らかりにくい部屋の設計をアドバイザーに依頼したほうが、コストパフォーマンスが高いかもしれませんね!
<2013年5月追記>
子宝に恵まれました。子供がおもちゃで遊ぶようになると・・・
まだ1歳4ヶ月なので「片付け」は理解していませんが、寝る前に母親が『一緒に片付けるよ〜』と言って、子供と一緒に片付けています。
とりあえず、おもちゃ箱に入れてますよ。