人には、コレクション癖のようなものがあります。マンガや小説、ドラマや映画など、とにかくシリーズものと言われる作品は全部揃えなければ気が済まないところが心のどこかにあるのです。
しかし、この何でもコンプリートしたいという欲求が執着となり、モノが減らせない、つまり片付けられない原因となることもあります。
実はお気に入りではないモノ
どんなに好きな人の作品であっても、これはあまり自分のお気に入りではないなと思えるモノが一つや二つは必ずあるものです。しかし、コンプリートのためにはそのあまり好きではない作品も一応揃えておかなければならないので、仕方なく持っていることになります。
この時点ですでに、自分ではなくモノが主役の生活になってしまっていると言えます。
全部が揃っていなければ持っている意味はない
このように、モノが増えすぎて困っているけれどもなかなか捨てられないという人は、まず自分のコレクションを再度見直してみるといいかもしれません。
コンプリートしたモノの中にあまり気に入っていない作品がある場合は、思い切ってそれだけ手放してみると、意外と寂しいとか惜しいという気持ちにはならず、むしろすっきりとした気分になっていることもあります。
さらにそこから、全部が揃っていないなら持っている意味はないという気持ちにまで発展し、本当に気に入っているモノだけを手元に残すという意識も生まれ、執着からも解放されます。
爽快感は意外と大きい
コレクションの類は意外に場所を取るものです。そのコレクションを一旦バラし、自分が本当に好きなモノだけを厳選して残すようにしてみると、予想以上に部屋が広くなったことと、心が軽くなっていることに驚くはずです。